デンマークのデベロッパーIO Interactiveは、海外時間1月20日に発売したステルスアクション『HITMAN 3(ヒットマン 3)』のSteam版において、無料のアップグレードを実施しました。
Steam版解禁も、不評が半数に近い「賛否両論」
『Hitman 3』は、2021年1月20日にPCと各コンソールで発売されたシリーズ最新作。PC版においてはEpic Gamesストアで1年間の独占販売が行われ、丁度1年が経過した、先の2022年1月20日にSteam版が発売されるも、現在までに購入者レビューの不評数が好評数に迫る「賛否両論」状態に陥っています。
賛同を集めている複数の英語レビューでは、不評の原因として「1年前の作品をフルプライスで販売したこと」や、「異なるエディション、ダウンロードコンテンツ、バンドル、コレクション、トリロジー、アクセスパスなど、理解が困難な販売パッケージであること」が挙げられており、国内外のレビューにおいて、どれを買うとどうなるかの解説が支持を集めている状況です。
特にリブート版『HITMAN』においては他の多くのゲームと異なり、過去作のコンテンツを持ち込せる仕組みが採用されており、『3』ではアクセスパスが初作と前作の2つに対し4種類あることや、発売後に追加された七つの大罪をテーマにした「Seven Deadly Sins」による7つにも及ぶDLC、Steam版解禁と同日に発売となった三部作同梱の『Hitman Trilogy』パッケージの存在などが混乱に拍車をかけていることが考えられます。
期間限定で無料アップグレードを実施
この度のIO Interactiveの発表によれば、Steam版『HITMAN 3』の発売は計画通りにいかず、Epic Gamesストアでの1年間の独占により高まったSteamユーザーの期待値に応えることができなかったとのこと。そのため、Steamコミュニティにおける『HITMAN 3』の旅の始まりが好ましいものとなるよう、Steam版『HITMAN 3』の既購入者と、2022年2月19日までの購入者全員を対象に
「HITMAN 3 Standard Edition」が「HITMAN 3 Deluxe Edition」へ
「HITMAN 3 Deluxe Edition」または「HITMAN Trilogy」が「HITMAN 3: Seven Deadly Sins Collection」へ
となる無料のアップグレードの実施を決定。海外時間1月27日より既に開始されています。