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アクティビジョン・ブリザード社員で構成された労働組合ABK Workers Allianceの創設者であるジェシカ・ゴンザレス氏は、同社の幹部による社内向けメッセージをTwitterにて共有しました。
ABK Workers Allianceとは、アクティビジョン・ブリザード社内で発生した各種ハラスメントや、同社幹部による隠蔽に対抗して結成された組合です。同組合は他にも、同社傘下のRaven Software社員による労働組合Game Workers Allianceの結成をサポートしています。
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今回公開されたツイートによると、共有されたメッセージはアクティビジョンの品質保証部門バイス・プレジデントのクリス・アレンズ氏によるものとのこと。メッセージには、労働組合に関する社員向けのQ&Aが記載されています。
アレンズ氏はQ&Aにて、組合に対する交渉は時間がかかるせいで開発に支障が出るとし、「組合はゲーム開発に関して何の役にも立たない」と主張しました。さらに、同氏は例え労働組合の保護下でも、組合員が懲戒解雇される可能性を示唆しています。
なお、本メッセージには「気軽に質問を送ってください」と記されていますが、ゴンザレス氏はメッセージには返信出来ないように設定されていることを指摘しました。