入手が非常に困難&不可能になるタイトル
『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』(Wii Uバーチャルコンソール)
『星のカービィ』や『スマブラ』シリーズ初期作で知られるHAL研究所が、ファミコン末期に手掛けたロボットものアドベンチャーゲームのリメイク版。シナリオの追加やグラフィックのリマスタリングが施されています。
FC版は非常に質の高いグラフィックでファミコンソフトの中でも最高峰とも評されており、 SFC版はニンテンドウパワーの書き換え専用でかつSFCの正式ソフトとして発売された最後の作品です。Wii Uなら両方とも入手できちゃいます。
「光線銃」シリーズ(Wii Uバーチャルコンソール)
銃の形をしたファミコン向け周辺機器・光線銃を利用する『ワイルドガンマン』『ホーガンズアレイ』『ダックハント』の3本はWii Uでプレイできます。『スマブラ』にもこの3作の要素を兼ね備えたファイター「ダックハント」が参戦しているので、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
画面を直接狙って撃つというゲームプレイは他のファミコンソフトとは一味違った感覚になっているはず。一時期と比べると、最近は銃型コントローラーを使うゲームがめっきり減りましたね…。
プレイにはいずれもWiiリモコンとセンサーバーが必須です。オリジナル版は光線銃の仕様上ブラウン管テレビでしかプレイできないので、買っておくと良いでしょう。
『ファミコン文庫 はじまりの森』(Wii Uバーチャルコンソール)
夏休みの田舎を舞台にした任天堂のコマンド選択型ADV。おじいちゃんの家へとやってきた主人公はミステリアスな雰囲気の少女と出会いますが、周りの人は誰もその少女のことを知らないといいます。
村の住民と交流やメンコ遊び、魚捕りなどの遊びを楽しみながら、主人公は少女を探す……という切なくエモーショナルなストーリーの作品です。
オリジナル版はニンテンドウパワー書き換え専用となっているので、Wii U版が最も遊びやすいです。
『実写でちびロボ!』(3DSダウンロード専用ソフト)
家族をハッピーにさせるために作られた小さなロボットが活躍するアクションアドベンチャーゲーム『ちびロボ!』シリーズの3DS向け作品となります。
コンセントの形やトイレットペーパーの形など、様々なシルエットに合わせて現実のものを撮影するとそれがゲーム内に出現するAR機能を用いたシステムが特徴的です。
こちらは3DSダウンロード専用となっているため、この機会を逃すとプレイできません。
『リズムハンター ハーモナイト』(3DSダウンロード専用ソフト)

『ポケモン』のゲームフリークが開発したリズムアクションゲーム。ABボタンだけの簡単操作で、リズムに乗ってジャンプや攻撃を決める爽快感のある作品です。
全59からなるステージは、ワールドごとにロックやジャズなどさまざまな音楽ジャンルがテーマになっているのも特徴的で、こちらも3DSダウンロード専用タイトルです。
『Kid Icarus: Of Myths and Monsters』(3DSバーチャルコンソール)
ファミリーコンピュータ ディスクシステム向けに発売された『光神話パルテナの鏡』の続編。主人公ピットは女神パルテナの名を受け、3種の神器を集める旅に出発します。
オリジナル版は海外でのみ発売。ゲームボーイはリージョンフリーなのでプレイ不可能ではないですが、3DSVC版は日本の本体で安く購入できます。なお、テキストは英語のままとなっています。
『Gソニック』(3DSバーチャルコンソール)
3DSのバーチャルコンソールには、数は少ないもののゲームギアタイトルも配信されています。その中でも、ゲームギア最後のタイトルとなった『Gソニック』は入手が難しいタイトルの1本です。
ゲームギアらしい鮮やかなグラフィックを利用して、『スーパードンキーコング』シリーズのようなCG調のグラフィックで描かれる特徴的な2Dソニックとなっています。ナックルズも操作が可能です。
『X-RETURNS』(DSiウェア)

故・横井軍平氏がプロデューサー、坂本賀勇氏がディレクターを務めたGB向け3Dシューティング『X』の続編となる作品。グラフィックがワイヤーフレームからポリゴンへと進化しています。
タッチペンを使った操作により直感的に射撃でき、主観視点の疾走感あふれるシューティングが楽しめます。DSiウェアのみの配信となっており、これを逃すと手に入りません!
『うつす メイド イン ワリオ』(DSiウェア)

短くサクサクプレイできるプチゲームが楽しい『メイド イン ワリオ』シリーズの短編。タイトルの通りカメラを使ったユニークなプチゲームが楽しめます。こちらもDSiウェアのみとなります。
ボリュームは少なめですが、思わず感心してしまうような仕掛けも盛り込まれており、値段以上の満足感が得られるのではないでしょうか。
なお、上画面上部ではなくヒンジ部にカメラがついているNew 2DSLLでは仕様上正常なプレイが不可能となっていますので、ご注意ください。
『Art Styleシリーズ PiCOPiCT』(DSiウェア)

「プレイヤーの操作でサウンドとビジュアルがリンクする心地よいゲーム体験」というテーマが掲げられた小規模ゲームシリーズ「Art Styleシリーズ」の1作であるパズルゲームです。
落下してくる色とりどりの小さなブロックをタッチペンで組み合わせて消していくことが目的で、『スーパーマリオ』『ゼルダの伝説』などさまざまなファミコンソフトがテーマとなっています。BGMはチップチューンユニット「YMCK」が担当しています。
『あれ?DSがサカサですけど。逆シューティング』(DSiウェア)
タイトルの通り、DSを逆に持って操作するちょっと変わったシューティングゲーム。プレイヤーは普通のシューティングであれば敵側であるはずのキャラクターを操作して、様々な技を使って地球軍の機体を破壊します。
なお、シューティングとしては名作『スターフォース』がベースとなっています。また、同コンセプトのパズルゲーム『あれ?DSがサカサですけど。サカサドロップス』も配信されています。
『スーパーマリオアドバンス4』(Wii Uバーチャルコンソール)
『スーパーマリオブラザーズ』シリーズをゲームボーイアドバンス向けにリメイクするシリーズの第4作目。本作では『3』のリメイクがプレイできます。
本作自体は高騰していませんが、オリジナル環境を整えるのが難しいカードe+という周辺機器を使用しないと開放できなかった追加ステージが、最初からプレイ可能。コロコロコミックなどで頒布された限定カードの内容も収録されています。
『ゲームボーイギャラリー4』(Wii Uバーチャルコンソール)
任天堂が過去に発売した「ゲーム&ウオッチ」シリーズがプレイできるシリーズの4作目。当時のものが再現された「むかし」モードと、マリオキャラでリメイクした「いま」モードが選択でき、オリジナル版が日本未発売の「ZELDA」もプレイできてしまいます。
本作は当時日本では発売が叶わず、海外のみの発売となっていましたが、Wii Uのバーチャルコンソールで当時発売予定だった日本語版が復刻されました。
スーパーファミコンミニに収録されその後スイッチでも配信された『スターフォックス2』のようなタイトルですが、今後スイッチ向けにGBAソフトが配信されるかは不明。少しマニアックなタイトルではありますが、今後遊べる可能性が低いため抑えておきたい1本です。
本稿で紹介したものは、ほんの一例に過ぎず、紹介しきれなかったMSXタイトルやPCエンジンタイトルなど、失われてしまうものや入手が難しくなってしまうものはまだまだ多数存在します。「これがねーぞ!」というものもたくさんあるかと思いますので、ぜひコメント欄で教えてくださいね。
来年3月のサービス終了まではまだ猶予があります。それまでにもう一度、eShopをじっくり眺める時間を作ってみてはいかがでしょうか。どうか、ゲーマーの皆さんに悔いが残らないよう……。