早速ですが皆さんはどんなゲーマーでしょうか?“ハードコアゲーマーのためのWebメディア”を謳っているGame*Spark(以下、ゲムスパ)では、「ハードコアゲーマー総選挙」といった読者層を活かした企画が行われてきました。
一方、掲載されている記事には『ポケモン レジェンズ アルセウス』などのメジャータイトルを扱ったものもあり、読者の中にはカジュアルゲーマーの方もいるかもしれません。
“ゲーマー”と一口に雖(いえど)も、その分け方は“プレイ姿勢”から“好きなジャンル”まで多種多様。現代の目覚ましいプラットフォームの進化に伴い、ゲーマーの分類方法は複雑化の一途を辿っています。自分を“何ゲーマー“と定義するのか、そして他ゲーマーとの違いは何なのか、「自分でもわからない」と答える人は少なくないでしょう。
そこで今回は“5分で出来る本格ゲーマー診断“としてQuantic Foundryが提供する“「ゲーマー動機プロフィール(Gamer Motivation Profile)」診断”を紹介していきます。
目次一覧
Quantic Foundryとゲーマー動機モデルについて
「ゲーマー動機プロフィール」診断の進め方
診断結果の見方
Quantic Foundryとゲーマー動機モデルについて
Quantic Foundryは、ゲーマーの動機に着目したマーケット調査会社です。社会科学とデータサイエンスを組み合わせた手法により、ゲーマーが何を動機に選択するのかを分析しているとのこと。
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同社の創設者であるニック・リー氏とニコラス・デュシェノー氏は、社会科学とコンピューターサイエンスの学歴的背景を持ち、それぞれ米・スタンフォード大学と米・カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。両氏は会社設立前にも、それぞれ『World of Warcraft』に関する論文執筆や、ユービーアイソフトでゲーマー行動研究に携わっていました。
そんな彼らが85万人のデータから確立したのが「ゲーマー動機モデル」です。このモデルは学問などに使われている文献をはじめ、因子分析、統計学的手法などの心理測定技法を基にしています。また、ゲーマーのプロフィールデータ収集に使われた診断には、心理学分野で広く使われている性格評価モデル「ビッグ5」と中程度の相関(r=0.73)が見られたそうです。
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「ゲーマー動機モデル」によると、ゲーマーには大まかに6つの動機(アクション、ソーシャル、支配、達成、没入、創造性)があるとのこと。さらに、Quantic Foundryは、データ収集から判明したこれら動機に基づく傾向などを2019年度 Game Developers Conferenceにて発表。例えば「支配」の中でもチャレンジ性のあるゲームをみると、若年層は男性の方が多い一方で40代にかけて徐々に減少。50代付近では逆に女性の方が多いことが判明したといいます。
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これらの発見に繋がった「ゲーマー動機プロフィール」診断は無料で提供されており、ユーザーは約5分間で自身の“好きなゲーム傾向”、“平均ゲーマーとの差”、“自分におすすめのゲーム”を知ることが可能です。