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海外メディアPolygonとAxiosは、ウクライナ在住のゲーム開発者たちに対するインタビューを公開しました。
現地時間24日朝、ロシアのプーチン大統領はウクライナへの軍事作戦実施を表明。ウクライナのドミトロ・クレバ外相もロシアによる同国への本格的な侵攻をツイートしました。既にCNNなどのメディアでは首都キエフ近郊で「爆発音を聞いた」とする現地チームの報告を伝えており、内相の顧問アントン・ゲラシュチェンコ氏もフェイスブックにて、軍本部などの管理センターが攻撃を受けている旨を投稿しています。
Polygonは侵攻が本格的に始まる前の22日、ウクライナに住む12以上のゲーム開発チームに連絡を取りました。最初に紹介されたのはVostok Gamesの事業開発ディレクター、オレグ・ヤヴォルスキー氏。ウクライナが2014年から既にロシアの侵略行為に晒されてきたことを強調する一方、「残念ながらこの危険な状況(で生きることに)慣れてしまった」と語っています。同氏は今後の予定として、開発チームとその家族をウクライナから避難させる計画を明かしました。
また、RedBeatのリードゲームデザイナーのヤロスラフ・シンガエフスキー氏は、近況について「我々は普段通り仕事をしている」とコメントしています。非現実的な現状があるからこそ「平凡なことへの感謝を学んだ」と主張しました。
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『メトロ』シリーズで知られる4A Gamesのオーナー、アンドリュー・プロホロフ氏もインタビューに応答し、会社の代表ではなく個人として意見を寄せました。プロホロフ氏いわく、ウクライナは国家、軍隊共に準備が出来ており、アメリカや西側諸国の支援があれば「全て上手くいくと信じている」とのこと。同氏は平和的な解決を望みながらも、「悪い事が起きたとしても、善人が最後には勝つ」と希望を持ち続けています。
一方でAxiosのインタビューに応じたのは、インディーゲームスタジオBeatshapers運営者アレクセイ・メンシコフ氏。同氏と社員30名は国に留まることを望んでいますが、最悪の場合は避難も検討しているそうです。
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なお、Game*Sparkでは過去にウクライナ・キエフ在住のゲーム配信者Zeplaさんを取り上げており、後日には日本TVメディアによる取材も行われていました。彼女はTwitterにて「早く出発したい」としつつも、ペットを連れて行くための書類手続きで遅れてしまったと23日に報告。そして本日には「今は大丈夫。何も(砲撃などは)聞こえていない。きっとこれを乗り越えて(国の)外に出る」とメッセージを残しました。
今回のインタビューで取り上げられなかった(もしくは応じなかった可能性がある)企業には、『S.T.A.L.K.E.R.』開発のGSC Game World、『Men of War』開発のBest Ways、『Sherlock Holmes』開発のFrogwaresなどが存在します。
※ UPDATE(2022/02/24 21:09):本文と画像キャプションの誤字、誤表記を修正しました。