ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、ロシアによるウクライナ侵攻への対応として、PlayStationハードの出荷停止及びPlayStation Storeの運営停止、さらにシリーズ最新作『グランツーリスモ7』の発売を中止したと発表しました。既に大手クレジットカード会社やペイパルなどもサービスを停止しており、既に購入は制限されていたものの、今回のSIEの措置により、デジタル版の新規購入は不可能になりそうです。
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連日Game*Sparkでもお伝えしているように、ロシアによるウクライナ侵攻はゲーム業界にも多大な影響を与えており、各社がウクライナへの人道支援のほか、ロシアでの活動制限や販売の停止など様々な独自対応をとっています。マイクロソフトは既に正式にロシア国内での新規販売を停止しているほか、任天堂も決済サービスの停止により、オンラインでの購入を中止していました。SIEについては一部でロシア国内では『グランツーリスモ7』が購入できないとの報道もありましたが、3月10日にSIEは正式にロシアにおける活動について正式に声明を発表しました。声明によると、今回同社が講じた措置は
ソフトウェアとハードウェアの出荷停止
『グランツーリスモ7』の発売中止
PlayStation Storeの運営停止
ソニーグループとして、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)および国際NGOセーブ・ザ・チルドレンへ合計200万米ドル(約2.3億円)の寄付
の4点で、事実上PlayStationハードでの新規事業は中止されることになります。ファーストパーティのみならず、EAやテイクツー・インタラクティブ、CD PROJEKT REDなど大手のパブリッシャーが続々ロシアでの販売を停止するなか、プラットフォーマー3社も撤退の方向を鮮明にしています。
同社は「グローバルコミュニティーとともに、ウクライナにおける平和を願います」とコメントしています。