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『RIOT』や 『The Eternal Castle [REMASTERED]』を手掛けたLeonard Menchiariと2013年版『Shadow Warrior』シリーズを手掛けたFlying Wild Hogが共同で開発する2022年春発売予定の侍剣戟2.5Dアクションアドベンチャー『Trek To Yomi』。
昨年のE3での衝撃的な発表、そして今年3月のSIEによる「State of Play」での追加情報公開など、徐々に盛り上がりを見せている本作。今回編集部は本作の序盤をプレイできる機会をいただいたので、なるべくネタバレせず、ゲームとしての内容を主とした先行プレイレポをお届けしようと思います。なお、今回はキーボードとマウスでのプレイとなります。
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物語は主人公・大輝(ひろき)の幼少期から始まります。剣の師匠・三十郎との稽古を通じ、基本アクションを学びます。攻撃の基本は左クリック。さらにWキーやSキーを組み合わせることで上段連携や下段連携も可能です。右クリックは相手の防御の上から衝撃を与える重撃が使えます。攻撃の出は遅いものの、相手のひるみを生みます。
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左Shift長押しで防御。敵の攻撃を防げますが、気力が減っていきます。気力が無くなると疲労状態となり、攻撃の出が遅くなったりと不利な状態に陥るため多用はできません。また、左Shiftを短く押すと受け流しが使えます。相手の攻撃のタイミングに合わせて行えば気力を減らさずに防御できるうえ、左クリックで反撃が可能。疲労状態で受け流しを成功させればすぐさま気力が回復、さらに反撃まで成功させると自身の体力が回復するといいことづくめ。受け流しを的確に使えるかどうかで生存率が大きく変わりそうです。
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ここで三十郎に使いの者が。修行は中断されたため、三十郎の娘、愛子とともに三十郎の行方を追います。探索パートは自由に移動が可能です。街のクオリティの高さを存分に楽しむことができます。
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街の入口近くまでやってきましたが、野盗が街を襲撃している真っ最中。三十郎は防衛のために向かったようです。その後、愛子と別行動で三十郎の元へ向かう大輝。そばにある祠はセーブポイントの役割を果たし、触るとリスタート地点の更新・体力の回復などが行なえます。
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今まさに町人が襲われているという瞬間に出くわしてしまう大輝。まだ子供だよ…?と心配でしたが......
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杞憂でした。既に心は侍、賊をズバズバ殺っていきます。ちなみに左下に表示されているのが体力のブロックと気力のバーです。UIが最低限なのも没入感を高めてくれます。
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ここからは戦闘になると横スクロール的2Dアクション、戦闘が終わると前後左右への移動が可能というスタイルに。探索モードではくまなくエリアを確認するのがおすすめ。画面奥の店の敷地に移動すると画面が切り替わり、光る何かを発見。こういった収集物が至るところで見つかります。
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他にも気力の最大値が上昇するアイテムや、新たな技術を学べる技能書なども手に入ることがあるため、探索はしっかりと行うのがオススメ。
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こちらでも町人が襲われています。賊を倒してから話かけると棒手裏剣をいただきました。遠距離から攻撃ができるようになる消費アイテムです。便利な反面、所持数は限られます。しかしお礼に棒手裏剣を渡してくるこの方は何者…?ちなみに町人の報酬以外にも道中に落ちていたりするので、気軽に使って問題ありません。
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賊が複数待ち構えている場所を回避し、別のルートを探索するとこういった装置が設置されていることも。やることは一つですね。ドーン。若干誉れをどっかに置いてきたスタイルになりますが、こういった危機回避方法もあります。
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前後を賊に囲まれた際は注意が必要です。振り返りはRキーでできますが、隙も大きいのが悩みどころ。こういう場合は素早く前にいる人間を斬り倒し…文字通り返す刀で後ろの賊をズバーッ。振り向きざまに斬りつける攻撃を教わっていなかったら死んでいました。
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広い場所では奥から手前からワラワラと新手があらわれるため、気が抜けません。
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村のはずれで三十郎を発見。賊二人と交戦中です。
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大輝が近寄りますが、ここで賊の手練と遭遇してしまいます。的確な刀さばきに加え、蹴りを利用したりと実践で鍛えられた技術に歯が立ちません。うまく相手の攻撃を受け流して反撃を差し込みたいところです。
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この先ストーリーが大きく動くので、詳細は割愛しますが、大輝の人生の大きな転機となる事態が訪れます。
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そして現在、立派な青年となった大輝の姿がそこに。愛子も成長し二人で町を守っています。
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隣村に迫った危機から民を救うために向かいます。ちなみにこのあたりからゲーム的な要素もどんどん増えていきますし、賊も前後を挟んでくるような配置が多くなってきます。ここでは通常の攻撃と重撃を組み合わせた連撃を習得。
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また、鎧を着込んだ賊との遭遇戦も発生。こういった類の相手には通常の斬撃が効きづらいため、重撃をメインに攻撃を組み立てたり、ひるんだ瞬間にFキーでとどめの一撃などを使って始末します。
今回プレイできたのは第二章の終わりまでですが、剣の技術は9割近くが未入手、さらにストーリーもまだまだ起承転結の起、という印象。なにせまだゲームプレイトレイラーやストーリートレイラーで確認できるような怪しい場所にはほとんど立ち入れていませんからね。続々と手に入るであろうアクションも合わせて、この先の展開が非常に楽しみな一作です。
『Trek To Yomi』は価格未定、2022年春発売予定となっています。