注意
本記事はガイドラインに従ってはいますが、先行プレイレポという性質上、リリース前ゲームのネタバレが含まれます。事前情報を極力仕入れずにプレイしたい方におかれましては、この時点でブラウザバックすることを強くおすすめします。
最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。私もプレイするまで正体が掴み切れず泣いています。そこで“なるべく早く”をモットーに、ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」です。
今回はWolfEye Studiosが開発を、Devolver Digitalがパブリッシャーを担い、2022年3月31日にSteamにてPC(Steam、GOG.com)/PS4/Xbox One向けにリリース予定のダークファンタジー西部劇RPG『Weird West』について生の内容をお届けしたいと思います。
※Steamでは4月1日リリースと表示されていますが、メーカーからの案内並びに他プラットフォームの発売時間に表記を統一しています。
『Weird West』とは?
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本作はガンマンが馬を駆る開拓時代に、異形の化け物が跋扈するダークファンタジーをかけ合わせた移植の西部劇アクション。プレイヤーは複数のキャラクターを主人公に、彼らが織り成す物語を体験していきます。
今回は序盤をプレイしましたが、こちらの悪巧み…じゃなかった発想をどこまでも受け入れて遊ばせてくれるゲームの懐の深さには舌を巻きます。プレイ中、「これできないかな?」と興味本位でとった行動が招く「事件」な結果の数々に終始笑いっぱなしでしたね。
なお本記事は先行プレイレポということで、製品リリース後と一部内容が異なるかもしれないのでご注意ください。ともあれ早速やってまいりましょう。
操作・設定・言語
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本作はマウス&キーボードならびにコントローラー操作に対応。今回のプレイでは、Xbox Oneコントローラーをつないで遊んでいます。どちらを選んでも快適にプレイできますが、強いて言うならマウスのほうが素早くエイムしやすいかもしれません。
設定のほか項目については、特にグラフィック周りに力が入っており、細かい設定ができますね。また言語はテキストが日本語対応!事前のバージョン故に、一部抜けなどありましたが、西部劇の雰囲気をよく伝えてくれる高いレベルの翻訳がされています。
本編開始
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さて、5つの肖像画に囲まれるようにして座っているフードの人物。このあと焼きごて(?)を押し付けられて悲鳴をあげますが、おそらくこの肖像画のひとりひとりが、本作でプレイアブルな主人公たちなのでしょう。
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4段階ある難易度はここで選択することになりますが、あとからオプション経由で変更も可能。キャラクターの立ち絵は、なんだか回転に敬意を払いそうなタッチで大好き。
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突然の根性焼きイベントはもちろん悪夢でした。ベッドで飛び起きるこちらの女性「ジェーン・ベル」がここからの主人公になります。彼女はかつて賞金稼ぎとして名を馳せ、現在は家族を愛する一児の母です。
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目覚め最悪なところへ家の外から響くのは男たちが言い争う音と銃声……。
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残念ながらゲーム開始1分も絶たないうちに、ならず者によって子どもは殺され、夫は連れ去られてしまいました。
操作してみよう
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ここからは操作パート。怒りに燃えるジェーンを操作して、かつての仕事道具であるリボルバーを回収し、次の目的地である街へ向かうことになります。
攻撃は、銃による「射撃」と相手を突き飛ばしたりできる「キック」、その他ダイナマイトなどの「投擲」を駆使して行います。狙いをつけると対象頭上に体力ゲージが出るので目安にすると良いでしょう。
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自宅マップをうろつくと、すでに結構な自由度でプレイできることに気が付きます。例えばこちらのドア……鍵がかかっている場合は開けることができませんが、ロックピックを所持していれば、ピッキングで開錠・侵入できるのです。
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しかし鍵が見当たらないので、怒りの元主婦ジェーン・ベルは代わりに鉛玉をぶっぱなします。そう、ドアなど一部オブジェクトには耐久値が設定されており破壊可能なのです。他にも蹴破るなどの方法がありますが、とりあえず今回はぶち抜いて突入。なおこの後、隣の納屋で普通に鍵を見つけました。
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棚や箱のなかにはアイテムが詰まっていることがあり、回復アイテムや装備品など様々なものが手に入ります。施錠された金庫などにはそれなりのものが入っていることもあるので、余力がある時は狙ってみると良いでしょう。
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ところでアイテムの入手先は何もオブジェクトからだけではありません。時にはこのように道端の死体から剥ぎ取ることだってできるのです。
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幸い画像の場合は、ならず者の亡骸なので気兼ねなく物資を頂戴します。さてその隣の死体は……、
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出だしから最悪な状況にもほどが……心にきついものをポンと乗せてきやがる……ともあれ手持ちにシャベルがあるので、土をほってその身を丁寧に埋めることができました。多くを語らず配置と巧みな誘導によってプレイヤーへ体験させる本作のドラマづくりは実に見事と言えましょう。