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Inflexion GamesのCEOアーリン・フリン氏が答えたGLHFによるインタビューの内容を、海外メディアUSA TODAYが報じています。
フリン氏はBioWareに17年間務めた後、2017年に退社した元ゼネラルマネージャーで、現在はInflexion GamesのCEOとしてヴィクトリア朝時代ベースのファンタジーサバイバルアクション『Nightingale』に携わっています。
本インタビューではそんな同氏のキャリアについて語られており、中でも人気RPGシリーズの一作である『ドラゴンエイジ:インクイジション』についても触れられています。同作でエレクトロニック・アーツのゲームエンジンFrostbiteを採用したことは非常に困難な取り組みであったとしており、FPS用ゲームエンジンによるRPGの開発は技術的な制限があったことを明かしています。
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またそんな同作開発の中でも最大の妥協の原因として、PS4/Xbox One向けだけでなくPS3/Xbox 360向けにも対応を迫られたことを挙げています。これに関し、発売日が近かったこともあり比較されることの多い『ウィッチャー3 ワイルドハント』がPS4/Xbox Oneのみの対応であったことが「対照的」であり、『ウィッチャー3 ワイルドハント』は『ドラゴンエイジ:インクイジション』より「優れていたと思う」とフリン氏は述べています。
なおこうしたことを振り返ってフリン氏は、『ドラゴンエイジ:インクイジション』開発チームが成し遂げたことを誇りに思っているものの、問題を上層部に伝えることがもっと上手かったらよかったとしています。