トルコのデベロッパーMrOkiDokiは、現在開発中のFPS『BattleBit Remastered』において、先の4月9日に実施したプレイテストで生じた問題の説明や今後の展開予定をSteamに投稿しました。
本ゲームは、2チームに分かれて最大254人での大規模対戦を行うオンライン対戦FPS。少ないポリゴン数で表現された映像ながら、兵科・分隊制、破壊可能なステージや、カスタム可能な銃器など、本格的な現代戦のマルチプレイが楽しめる内容となっています。
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この度、先の日本時間4月9日午前0時より開催されるも、開始より6時間程で中止され、延期された最後となる予定であった第3回プレイテストに関して、発生した問題や現在実施中のテスト、および今後の展開についての説明が行われました。
過去最高の同接数と新たなテスト仕様で問題が連続発生
4月9日のテストでは、2月に実施したテストのピーク時17,000人の同時接続者数に対し、開始早々にほぼ30,000人に到達。事前のテスト段階では安定していた新たなストレステストシステムがこれに耐えられず、サーバーと待機のキューシステムが深刻な状態に陥り、テストの継続が不可能となってしまったとのこと。
1回目のHotfix
事態の経緯としてまず始めに、テスト開始直後にプレイヤーがサーバーに入れたものの、スポーンできない状況が発生。これはイージーアンチチートチェックの誤動作が原因で、リードプログラマーによる最初のHotfixをすぐに配信し解決しました。
2回目のHotfix
ところが次は数分のプレイ時間でサーバーからタイムアウトする現象が発生。この件について2回目のHotfixが配信され、改善される場合もあったものの、全ての人で問題の解消とは至りませんでした。
3回目のHotfix
続いて3回目のHotfixが配信。これにより、ようやくタイムアウト現象の大幅な改善が見られたものの、十分とは言えず、以後も問題を調べていたところ、サーバーがほとんど機能しない状態となってしまったとのこと。前回のテスト時は中止を免れたものの、今回は起動状態のサーバーに対して可能な対処方法がそれ以上なく、敢え無く中止を決断するほかなかったとされています。
現在実施中のテストと今後の公開プレイテストについて
現在は特定の問題に焦点を当てた小規模テストを実施中。先の公開プレイテストの中止後、プログラマーにより原因が特定され、すぐに開発ビルドに反映された後、コミュニティの協力を得た254人設定のサーバーで良好な結果が得られているとのこと。今後短時間のテスト時間をより長く設け、サーバーのテスト台数を増やすなど徐々にスケールアップをしていく予定。
また、改めて実施される次回の公開テストは今月中を想定しているとのことです。
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本作はPCを対象とし、Steamにて2022年内に15ドルで早期アクセスが開始される予定となっています。