スクウェア・エニックスとプラチナゲームズが共同で手掛けるオンラインアクションRPG『バビロンズフォール』のSteam版における同時接続者数が、海外メディアで一時的に10人を割り込んだとの報道がされました。ですが、その実態には特別な理由がありそうです。
本作は『NieR:Automata』を共同開発したことでも知られる両社が、再びタッグを組んで開発したハック&スラッシュ型のオンラインアクションRPGです。「機棺(ギデオンコフィン)」という特殊な装具を背負う戦士「哨士(センチネル)」であるプレイヤーたちは、巨塔「バビロン」の攻略に挑むことになります。
そんな同作ですが、非公式データベースであるSteam Chartsによると、日本時間4月13日(水)8時には一時的に同時接続者数が8人を記録したとのこと。3月4日のリリースから現在までの最大接続者数1166人から逆算すると、リリース後から続く厳しい評価も手伝って深刻な落ち込みのようにも思えます。
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一方Steamのサポートページには、オンラインユーザー数のピークを避けて米国太平洋時間の早朝あるいは夕方にサーバーメンテナンスのため、1時間ほどのダウンタイムを設ける場合があることが記されています。サポートページでは曜日についての言及はありませんが、一部メディアによれば米国太平洋時間の火曜日お昼過ぎから夕方ごろに実施されるといい、これは日本時間でいえば水曜日の朝方に当たる時間帯です。
それと一致するように、同じくSteamで配信されている『Wizardry外伝 五つの試練』や『Team Fortress 2』といった他のタイトルでも、同じ時間に大きく同接数が低下していることがわかります。『ELDEN RING』や『Apex Legends』といった人気タイトルにはあまり動きが出ていないようですが、今回の『バビロンズフォールの大幅な落ち込みには、おそらくサーバーメンテナンスによる影響が考えられます。
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ただしSteam Chartsを見ると、ここ24時間の接続数ピークが120という本作。予断を許さない状況ではあるものの、3月18日に配信された公式生放送ではユーザーからのサービス継続に危機感を抱く声に対して、運営側が開発規模を縮小することは考えていないと宣言されています。3月22日には大型アップデートVer1.1.0が配信され、4月21日に予定している公式生放送では26日リリース予定のアップデートVer1.1.1の情報が公開されることも明らかにされており、今後大きな巻き返しを見せられるかに注目です。
『バビロンズフォール』は、PS5/PS4/Windows(Steam)向けに配信中です。