私達がパソコンを使う上で、各種入力装置は必要不可欠です。中には物理的な装置がなくともソフトウェア上で動作する仮想キーボードといったものもありますが、ある意味これはその異端児なのかもしれません。
過去、ゲーム内でAtari 2600やWindows95、はたまたGBといった数々のエミュレーターが実装されてきた『マインクラフト』ですが、今回、完全に動作するキーボードを実装する人が登場しました。
主にredditにて活動しているCivetKittyさんは、4月15日に『マインクラフト』のゲーム内にキーボードを実装、それが動作する様子を収めた動画を公開しました。動画内では文字やスペースバーは当然ながら、入力した文字を消す「リセットキー」まで機能している様子が確認できます。動作を見るだけでは至極単純そうにも見えるこの「仮想」キーボードですが、実際には実装する上で困難もあったようです。
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残念なことに『マインクラフト』にはヘッドショットなる要素は存在しません。そのため、当然ながらこれほど細かい当たり判定は存在しないわけです。そこでCivetKittyさんは設置物の一つ「額縁」を使用し、その回転要素とレイキャスト技法の組み合わせによって正確な操作位置を特定しているとのこと。ただ、この手法には「額縁」の当たり判定がブロック全体に及んでいないという大きな問題があったのですが、最新のスナップショットである22w15aにてこの問題が解消されたことから、晴れて今回の実装に相成ったそうです。
多くのMODDERの挑戦が続く『マインクラフト』ですが、はたして次は何が実装されるのでしょうか?