
5月1日にサークル犬と猫の新作『ピコエーテル』が発売されました。カジュアルライク薬剤調合シミュレーションと銘打たれた本作は、過去作に負けず劣らずやりこみ要素盛りだくさんでの登場です。
舞台となるのは海洋都市イシュワルド。この平和な街にも、かつて世界中で流行したR-BOWウイルスが再度流行の兆しが見え始める中、主人公である医者ユメルシアは押し寄せる患者の対応に追われています。
助手チェリシェの働きもありなんとか持ちこたえている診療所も、一人二人と看護師の退職も見られつつある状況のなか、ユメルシアは家に伝わる古文書の中に「ピコエーテル」の名前を見つけます。そしてこれこそ、世界的に猛威をふるいつつあるR-BOWウイルスに有効となる抗ウイルス薬だったのです。かくして、ユメルシアは流行の終息を目指し「ピコエーテル」の開発を始めるのでした。


このようなストーリーで始まる本作では、プレイヤーは医者ユメルシアとして探索をして新しい薬のレシピを発見し、また同時にお金や薬剤調合に必要な素材を持ち帰り、それらから病院で薬剤を調合し患者に投与するという流れで診療所を運営していくことになります。

ただし、前述の薬剤調合や様々な効果を発揮するスキルの発動には、ユメルシア自身の体力を消費します。そのため体力と調合素材と薬剤の備蓄量をバランスを取ることが重要となってきます。また、ゲーム内では多くの特殊効果を発揮するパッシブスキルを持つ仲間と契約が可能で、このパッシブスキルの強化もやりこみ要素の1つとなっています。
サークル犬と猫は2003年の『水色の塔』をデビュー作とする老舗のサークルで、その作品はやりこみ要素の多さに定評があります。また、最近では2021年2月4日に農家経営シミュレーション『ハーヴェストグリーン』が、今年の3月10日に商店街経営シミュレーション『王国商店街』がSwitchに移植された他、AndroidやiOSへの移植、また一部作品のSteamでの配信も開始されるなど積極的に活動の場を広げています。
『ピコエーテル』は、Booth/Digiket/DLsite.comで1,100円で配信中です。体験版も配信されています。