気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Berg Games開発、PC向けに5月17日にリリースされた植民地開拓シミュレーション『One More Island』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、植民地を開拓し、次々と新しい島を発展させていくシミュレーション。天然資源を収集し、サプライチェーンを構築し、荒れ放題となった開拓地を、新世界の商業帝国の中心となるにぎやかな大都市に変貌させていきます。日本語にも対応済み。
『One More Island』は、2,100円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
TomTomです。31歳です。ここ数年間、日中はプロダクトマネージャーとして働いています。本作の開発は2020年の終わり頃に始まりました。一番好きなゲームシリーズは『Anno』で、物流に焦点が置かれているからですね。ここ数年は『Prison Architect』『SimAirport』『Factorio』といったトップダウン2Dビルダーもプレイしており、これらのゲームすべてから本作は影響を受けています。
――本作の開発はなぜ始まったのですか?
Tom私は子供の頃から何かを作りたいという思いがあり、まずはPHPのウェブサイトから始まり、次第に進化していきました。2017年にCourseraでゲーム開発のコースを受けた後、自分でゲームを作ってリリースできたら素晴らしいんじゃないかと思うようになったのです。2020年の終わり頃に転職すると、新しい仕事が始まるまでの数ヶ月の間に、本作の開発をスタートさせました。
――本作の特徴を教えてください。
Tom物流のマネジメントや最適化のシステム化というのは、私がゲームでずっとやっってみたいと思っていたことでしたので、本作はこれを中心に展開します。『Prison Architect』のような建設要素(トップダウン2D)とたくさんの島が登場する『Anno』シリーズの要素を掛け合わせている点が特徴的ではないでしょうか。遊んでいただいたプレイヤーの方々からは、とても中毒性があるという声が届いており、まさに私が狙っていた通りです。本作のタイトルである『One More Island』は、「寝る前にもう1ターンだけ」というやつにかけています。
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――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?
Tom似たようなゲームが好きな方や、物流に焦点を当てた自分のペースで遊べるゲームを探している人に、本作は楽しんでいただけるでしょう。本作のようなゲームは主にドイツ市場で好まれるのですが、リリース以来、世界中の多くの方々に遊んでいただけています!
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Tom『Anno 1800』『SimAirport』『Factorio』『RimWorld』のようなゲームは、どれも私にインスピレーションを与えてくれました。私が物流に対する熱い思いを持っているのは、もしかしたら90年代に『トランスポートタイクーン』を父と一緒に遊んだのが影響しているのかもしれません!
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Tomいいえ、それほどありませんでした。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Tomはい、大丈夫です。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Tom本作をとても楽しんでいただけると嬉しいです(そして日本語版が良いものになっていると嬉しいです)。
――ありがとうございました。
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本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。