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Game*Sparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。
その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないでしょうか?そこで、そんなゲームの中から1本をピックアップして紹介するのがこの企画「しぼりたて!特選Steamプレイレポ」。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。
今回取り上げるのは、「気軽に遊べるもうひとつのグウェント」「繰り返し遊びたくなる中毒性」などが魅力の、ローグライクカードゲーム『グウェント:ローグメイジ』。では早速その内容と魅力のポイントを見ていきましょう!
『グウェント:ローグメイジ』とは?
本作は『The Witcher 3: Wild Hunt』のゲーム内ミニゲームから派生した『グウェント ウィッチャーカードゲーム』のシングルプレイカードゲームです。
舞台はゲラルトたちが大陸で活躍する何百年も前。魔術師アルズールとリリアナは世界に溢れた怪物に対抗すべく、後のウィッチャーを生み出すため変異誘発剤の完成を目指して危険な旅路を進んでいきます。プレイヤーは「グウェント」で戦いながらマップを進行し、カードを集め、最奥に待つボスを倒して踏破を目指します。また、本作のタイトルにもある通り負けたらやり直しとなるローグライク要素も組み込まれており、毎回緊張感のあるカードバトルが体験できます。
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補足となりますが、筆者は『The Witcher 3: Wild Hunt』内での「グウェント」は遊んだことがありますが、『グウェント ウィッチャーカードゲーム』は未プレイ。その辺の比較はできませんが、1つのカードゲームとして純粋なレビューができると思います。そもそも本編で遊んだのもだいぶ前なのでルールすら朧げですが……そんなところで、実際に気になる内容を詳しく見ていきましょう!
『グウェント:ローグメイジ』ステキポインツその1!「気軽に遊べるもうひとつのグウェント」
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ゲームが始まると敵とのカードバトルがさっそく発生。ここでグウェントが初めての人や久しぶりの人も基本の基が学べます。
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簡単なルール
戦闘はターン制。
各ターンに1枚手札のカードをプレイ(召喚)できる。
各ターンの始めに1枚カードを引く。右下の数字が山札から引ける回数。
手札のカードを使い切り、取れる行動がなくなった場合はパスする。
お互いがパスしたらバトル終了。
自分のカードに表示された数字の合計が相手より高ければ勝利。
これだけ見ればシンプルなルールですが、ほとんどのカードは固有の効果を持っており、プレイヤーの分身となる魔術師アルズールがコストを支払って発動する呪文などもバトルに大きな影響を与えます。
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最初はルールを忘れていたこともあり、やや複雑に感じましたが、本作はPvE。そんな時でもじっくりカード効果を熟読してもいいし、長考に入っても対戦相手はすべての遅延行為を気長に待ち続けてくれます。もちろん持ち時間などありません。
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ウィッチャー要素を楽しみたいけど対人戦はちょっと気が引ける、という方が気軽に楽しめる点も本作の魅力のひとつ。おなじみのキャラクターから倒したことがある怪物まで豪華に描かれたカードが登場するのでじっくりと眺めているだけでも世界観に浸れます。また、新規に描き下ろされたカードも多数収録しているようなので従来の「グウェント」ファンの方も楽しめるでしょう。
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『グウェント:ローグメイジ』ステキポインツその2!「繰り返し遊びたくなる中毒性」
はじめに用意されているデッキはお世辞にも強いとは言えない代物です。そのため、最初はバトルに勝つのは難しいですが、戦闘を繰り返すことで強力なカードが解放されていきます。
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戦闘に敗北すると進行度に関係なくマップの最初からリスタートとなりますが、積み上げた経験はリザルトでレベルに変換され、レベルアップ報酬として様々なカードが解放されていきます。
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序盤のレベルはかなり頻繁に上がり、報酬のカードもレベルごとに複数貰えます。そのため、早く次のランで試したくなること請け合いです。筆者はこの記事を書いてる今この時も、ゲームを起動してすぐに続きから遊びたい気持ちに駆られていました。
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また、それでも勝つのが難しいという方のための救済措置として、「大魔術師モード」というものが用意されており、各バトル開始時に呪文を発動するためのエネルギーを10獲得します。ランキングには結果が反映されなくなりますが、呪文は非常に優秀なのでサクサク攻略したいという方にもおすすめです。
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本作のSteamレビューは現時点で賛否両論です。否定意見の主な理由を見てみると、『グウェント ウィッチャーカードゲーム』からの変更点として3ラウンド制から1ラウンド制になったことによる戦略性の低下にあるようです。
従来の「グウェント」では2ラウンド先取であったため、どのラウンドに戦力を注ぎ込むか、どのラウンドを捨てるかなど相手との駆け引きも魅力のひとつでした。しかし、本作では1ラウンドで決着がつきます。おそらくマップを進行していく都合上、多数の戦闘を繰り返す必要があるためラウンドが短縮されたとも考えられます。『グウェント ウィッチャーカードゲーム』を遊んだことがなかった筆者からしたら、カードゲームとしての完成度は高く、何度負けてもじっくりと時間をかけて自分だけのデッキを構築し、強力なボスを倒す、というローグライクとしての面に本作の面白さを感じました。
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ローグライクカードバトルとしては『Slay the Spire』のようでありながら、しっかりとウィッチャーの世界観に落とし込んでいます。『ウィッチャー』本編の前日譚とも言えるストーリーを体験できるので、本編は遊んだことがあったけど『グウェント ウィッチャーカードゲーム』は遊んだことがなかったというプレイヤーにこそオススメしたい作品です。
対応機種:PC(Steam)/iOS/Android
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2022年7月7日
記事執筆時の著者プレイ時間:3時間
価格:1,010円
日本語:あり
¥5,500
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)