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ホラー映画に登場するとしたら、どんな役がいいですか?
僕なら生き残ることを第一に考えて、怪異の最初の目撃者がいいですね!そして、主人公たちに怪異の恐ろしさを伝えたあとは、ソッコーで引っ越します。グズグズしていると巻き込まれちゃうケースがありますから。
今回は、インディーゲーム開発者のAndrii Vintsevych氏が手掛けるPC向けホラーハンティングゲーム『Skinwalker Hunt』です。
ホラーハンティングゲームというジャンルの通り、本作の狩りの対象は、野生動物というより……伝説上の恐ろしい生物なんです!
もしかして僕、そいつに狩られる可能性もあるのかな……。
君はネイティブアメリカンのモンスターハンターだ!
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主人公は、ネイティブアメリカンのモンスターハンターだ。スキンウォーカーと呼ばれる伝説の化け物を追い求めている。
マップは4種類あるが、最初に選べるのは「アメリカ・ロングウィンド渓谷」のみ。他のマップはゲームの進行に合わせて解放されていくのだろう。僕は、イージー・ノーマル・ハードの難易度からノーマルを選択してプレイした。
ロングウィンド渓谷では、数週間前に切断された観光客の死体が発見されたらしい。それがどうも伝説上の存在「スキンウォーカー」が出現する兆候と酷似していたようだ。困った土地の所有者は、モンスターハンターである主人公を雇ったという。
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まずは装備を確認しよう。武器はハンターライフルと斧の2つだけか~。
ビビリの僕としては、ロケットランチャーと手榴弾くらい用意してほしかったけど、贅沢は言ってられない。
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いや、ただの鹿か~……。装備確認の時に驚かさないでほしいな。
この渓谷ではスキンウォーカー以外にも、鹿などの野生動物が登場する。狩ったあとは肉を剥ぎ取れるらしいんだけど、弾薬の節約のために敵対している相手以外はなるべく殺したくはない。森へお帰り……って、突撃してきたぞ、こいつ!
どうやら野生動物たちはスキンウォーカーの影響下にあるらしく、こちらを見かけると襲いかかってくるのだ。
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野生動物が嫌う発煙筒を使ってなんとか追い返せた!
でも、初っ端から体力がゴリゴリ削られちゃったな……幸先の悪いスタートだ。
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辺りは鬱蒼とした木々や草が生い茂っており、いつ木々の隙間をぬって野生動物が飛び出してくるかわからない。警戒しながら進もう。
というか、野生動物にこんなにビビっていたら、肝心のスキンウォーカーが現れた時、ビビりすぎて僕の心臓は止まっちゃうかも……。
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山を降りていくと、キャンプ地を発見した。しかし、人の気配は無い。
もしかして、数週間前にスキンウォーカーに殺されたといわれている観光客のものだろうか。
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放置されていたパック肉を見つけた。いつから放置されていた生肉だろうか……と心配になっちゃったけど、食べ物が腐るシステムはなさそうなので安心だな。
生肉は、焚き火で調理することで食べ物になり、体力回復アイテムとして使用できるのだ。
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現実でも肉食って超回復したいよね……。ぎっくり腰の時とかさ。
ハンタートーテムのご利用は計画的に……
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ずっと真っ暗な森をさまよっていたので、焚き火の明かりのありがたさが身にしみるな~~。
そうだ、ここを拠点にしよう。そうと決まればハンタートーテムの設置だ。
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ハンタートーテムは、スキンウォーカーを検知する(200m範囲内)設置アイテム。さらに、セーブポイントの役割まで果たしてくれる。
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ハンタートーテムは4つしかないので、探知範囲が被らないように広範囲に設置した方がよさそうだな。
そう思っていたんだけど……
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この暗闇の森の中で、いつスキンウォーカーが襲いかかってくるかと思うと気が気でなくなり、ちょっと歩くごとにハンタートーテムを設置してセーブを繰り返していた。
僕は本来狩る側であるハンターなのに、今や逆転して狩られる側の心理に陥ってしまった。
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貴重なハンタートーテムは使い果たしてしまったけど、最大体力を増加させるアイテムを見つけた。
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さらに、乗り捨てられていたキャンピングカーからショットガンを見つけた。ロケットランチャーとまではいかなくても、接近戦ではかなり有利に戦える武器だろう。
「野生動物でもスキンウォーカーでもかかってこいってんだ!」なんて死亡フラグっぽいことを言ったせいか、その時がやってきた。
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遠くにいるのは鹿……いや、二足歩行でこちらに向かってくるアレは……もしかしてスキンウォーカーか!?
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普通にトコトコとやってきた!ホラーっぽく高速で走ってきたりワープ移動してきたりするわけじゃないんだな。
ハンターライフルで射撃して体力をかなり削れた。残り半分だ!
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リロードする時間ももったいない!斧でぶん殴ってフィニッシュ!
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……えっ……違う……?
こいつはスキンウォーカーではなく、崇拝者と呼ばれる中ボスみたいだ。そんな……。
狩るか狩られるか……安全ポイントで忍耐勝負だ!
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崇拝者を倒すとアビリティが手に入った。
提示された2つのアビリティの中から僕が選んだのは、スキンウォーカーをより察知しやすくなるトラッカーだ。
これでスキンウォーカーの位置は丸分かりだぜ!なんてテンションが上がっていたら、「スキンウォーカーの存在を検知」というテロップが表示!
って、早い早い、もうちょっと心の準備をさせてよ……。
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アビリティの画面を切り替えた途端、スキンウォーカーが襲いかかってきた!
体力がギリギリまで削られたが、なんとか一撃を与える。
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このままゲームオーバーになる覚悟をしたけど、どうやらスキンウォーカーは一撃を食らうと撤退する習性があるらしく、スタコラと逃げていった。
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その習性のおかげで、こちらが先に見つければダメージを受けずに攻撃ができる。
時間制限はないので、見通しの良い場所に陣取って持久戦をしよう。
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キャンピングカーの入り口は絶好の場所だ。車内にいれば背後から襲われる心配はなく、前だけ見張ってればいいからね。
そして、スキンウォーカーをおびき寄せるための山盛り生肉と罠を設置すれば、こっちのもんだ。
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「来た?来てない?んもう、怖いわ~……」と、顔を出したり隠れたりするおじさん。
姑息なプレイだが、スキンウォーカーには有効な作戦のはず!
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こうなればあとは忍耐力の勝負だ。さあ生肉につられてやってくるといい。
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姑息な作戦が功を奏し、スキンウォーカーをあと一撃で死ぬところまで追い詰めた。対するこちらの体力は満タンだし弾薬も潤沢だ。
そろそろ反撃に出る頃合いかな~。
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優勢になるとすぐ調子に乗るおじさん。
ロングウィンド渓谷のマップは初回クリアに3時間ほどかかりました。僕はマップや難易度を変えて15時間以上プレイしています。
最初の頃の僕は、真っ暗闇の中をライトの明かりだけを頼りにおっかなびっくり探索していて、むしろ狩られる側の立場でした。それからアイテムやアビリティでプレイヤーキャラクターを強化し、狩りの立ち回りを理解すると、狩る側の立場に逆転します。そうなると俄然面白くなってきますよ!
本作のストーリーは、Steamの公式紹介文で「このゲームはストーリー重視のゲームではありません」と書かれている通り、ほとんど語られることはありません。あくまで狩るか狩られるかの緊張感を味わうゲーム体験がメインとなっています。
『Skinwalker Hunt』はPCを対象に配信中です。Game*Sparkでは、プレイレポートとインタビュー記事が掲載中です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「先輩がうざい後輩の話(一迅社)」や「吸血鬼すぐ死ぬ(秋田書店)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場している。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。吉田輝和個人のTwitterはこちら。