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2021年より規模を拡大した千葉幕張メッセのリアル会場と、オンラインプラットフォームの両面で開催となった国内最大規模のゲーム展示会「東京ゲームショウ2022」。インディゲームブースにてプレイアブル出展されていたインディーゲーム開発チーム「濡れ路」のロボアクション『Vulture』のプレイレポをお届けします。
プレイアブル出展されたバージョンでは2ミッションがプレイ可能。チュートリアルでは機体の挙動や攻撃などを確認でき、様々なアクションも試せます。チュートリアルを終えると、スピードや防御力に秀でた3種の機体から1つを選びミッションに挑むという内容です。
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プレイして感じたのが、機体の制動を意識しながら操作することの重要性でした。どことなく挙動の管理が重要な『ダークソウル』シリーズを彷彿とさせる印象で、着地やブースト移動を終える瞬間に隙が出ないように警戒する必要があることからです。
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本作がインディーを含めた他のロボットゲームと異なるところと言えば、巨大ロボットのような重量物を表現するために、移動開始時のゆっくりな動きと、立ち止まるまでの長めな制動といった重量感のある挙動を強く追求していることにあるでしょう(なんとなく、80~90年代ロボットアニメのOVA的な印象もある)。
加えて、重さを感じる制動演出だけでなく、ジャンプして頂点に来るタイミングで特定のボタンを押すと空中で側転できるところなど、縦方向へのアクションが豊富なところにも表れているようにも思えます。
操作はLTでブースト、LBで回避、RBでジャンプ、RTで攻撃、Xボタンでオーバードブースト的なオービタル形態へと移行、Yボタンで武器の切り替えという配置です。ただ筆者の腕前ではブースト、そして回避のゲージを含めて挙動を管理しきって戦うことが難しく、移動しては立ち止まる…といった動きになりがちでした。操作さえ習熟できれば、よりエースパイロット気分を味わえる挙動を体験できるのかもとも思います。
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挙動を体験させることに重点を置いたロボットゲームは他にないために、『Vulture』の今後の開発に期待したい内容でした。