セガの3D格闘ゲーム『バーチャファイター』第1作目のキャラクターモデルを、AIで実写のように仕上げるユーザーが現れました。
3Dゲームの黎明期に制作された初代『バーチャファイター』のキャラクターモデルはカクカクで、今改めて見ると時代を感じるもの。そんなキャラクターモデルを画像生成AI「Stable Diffusion」でリアル化したらどうなるのかを試したのが、ゲーム開発スタジオ17-BITでリードテックアーティストを務めるColin Williamson氏です。
記事冒頭のツイートでは、サラ・ブライアントをAIで出力。元の衣装やポーズ、表情などになるべく忠実に実写風に変換されており、かなり良い出来になっているのではないでしょうか。
続けて、サラの兄であるジャッキー・ブライアントは若干手が怪しいものの、マッチョな体つきや尖った髪型がしっかり再現されているように見えます。ラウ・チェンはのちのシリーズの威厳のある見た目と異なり、陽気なアジア系の中年男性風の見た目になりました。
一方、シリーズの顔ともいえるキャラ・結城晶は出力に少し失敗。ポーズや特徴的なハチマキは問題ないですが、顔つきは日本というより韓国系になってしまったようです。
同氏は『バーチャファイター2』『3』でも試してみたものの、より抽象的なキャラクターモデルである初代が面白かった模様。10年後にはリアルタイムでこういったことができるのではないかといった予想も述べています。なお、複数のキャラクターを同時にリアル化するのは難しく、結果的にAIの出力するものがおかしくなってしまったとのことです。
なお、『バーチャコップ』のキャラクターを実写のようにすることには失敗したようです……。