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ライアットゲームズは、オーストラリアのゲームスタジオ「Wargaming Sydney」を買収し、社名を「Riot Sydney」に変更したことを発表しました。
Wargaming Sydneyは2002年にオーストラリアでMMOゲームの開発会社として設立した「BigWorld」を前身としており、2012年のWargamingによる買収以前より『World of Tanks』や『World of Warships』の開発に携わっていました。
また、同スタジオが手掛けたゲームエンジン「BigWorld Technology」は複数の業界賞を受賞しており、「単一MMOサーバーでの最多同時接続者数」のギネス世界記録にも認定。こちらのBigWorld Technologyの所有権は今後もWargamingにあり、同社の製品に利用されるそうです。
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ライアットゲームズは今回の買収によって、『リーグ・オブ・レジェンド』や『VALORANT』をはじめとするライアットの技術チームを補強することを目的としており、業界のベテランでオンラインサービスに確かな実績を持つ同スタジオの活躍に期待しているといいます。
Riot Sydneyの開発部門代表Naresh Hirani氏は「Wargamingの一員として過ごした10年間は、私たちにとって素晴らしい旅路であり、この経験はスタジオの成長と発展に大きく貢献しました」と振り返り「ライアットの皆さんと仕事をした際、企業文化とメンバーの価値観がマッチしていることに、とても感銘を受けました。私たちが築いてきた国際的な開発技術を、ライアットのチームで活かせることをとても楽しみにしています。」と今後についてコメントを残しています。