
東京地検特捜部が、スクウェア・エニックスの元従業員含む2人を、インサイダー取引を行ったとして金融商品取引法違反の疑いで逮捕したことがわかりました。
朝日新聞デジタル等の報道によると、逮捕されたのはスクウェア・エニックス元社員の佐崎泰介(38)とその知人で会社員の鈴木文章(40)の二名。両名は2020年2月に同社と『ドラゴンクエストタクト』を共同で開発することを発表したオンラインゲーム制作会社「Aiming」の株式を合計約4,700万円分、同情報の発表前の2019年12月上旬~2020年2月上旬にかけて買い付けた疑いです。
佐崎容疑者は2019年11月下旬にゲームが配信できる段階までの開発を完了していたこと、Aimingがスクウェア・エニックスとの業務提携を決定したという重要事実を把握し、これらを2019年12月下旬、鈴木容疑者に利益を得させる目的で共有したといいます。
スクウェア・エニックス広報室は朝日新聞に対し、「このような事態になり、関係者にご心配をおかけしたことは誠に遺憾」とコメントしています。