市場調査会社NPD Groupが公開したゲーマーに関する情報の最新データ「2022 Gamer Segmentation Report」によると、近年45歳以上のゲーマーが増加傾向にあるようです。
これは、同データを元にビデオゲーム業界アナリストのMat Piscatella氏がTwitterで公開したもの。グラフは2018年、2020年、2022年のアメリカでの45歳以上のゲームプレイヤーの数値を示していて、2018年から2020年の間に約28%増加、2020年から2022年には約5%増加しています。
海外メディアGameSpotは、2020年に新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で大幅にビデオゲームへの支出が増加が増えたことを指摘。また、ファミリーコンピューター発売当時(アメリカでは1985年)にゲームをプレイした人々の年齢が45歳に近づいていると分析し、今後高齢のゲーマーが更に増えるのではないかとしています。
また、The Entertainment Software Association(ESA)が2020年に公開したデータでは、ゲーム人口の平均年齢が「35歳から44歳」となっていることが明らかになっています。
なお、日本では2017年に高齢者施設にテレビゲームなどを導入することで、男性高齢者のアクティビティ参加が増加したことを日本アクティビティ協会が報告。同報告の中で『グランツーリスモSPORT』を使用した調査の結果として、「デジタルアクティビティ体験」が前頭葉機能・認知機能に改善傾向を確認したことを明らかにしています。
ちなみに、日本でファミリーコンピューターが発売されたのは1983年7月のこと。その当時6歳でゲームをプレイしていた人であれば現在45歳になっています。