Game*Sparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。
その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないでしょうか？そこで、そんなゲームの中から1本をピックアップして紹介するのがこの企画「しぼりたて！特選Steamプレイレポ」。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。
今回取り上げるのは、「自分のペースで目指す効率化」「建設とクラフト」などが特徴の『Another Farm Roguelike』です。
『Another Farm Roguelike』とは？
本作は、可愛いドットで描かれる農業シミュレーションゲームです。2022年9月2日に早期アクセスを開始し、2022年12月1日に正式リリースされました。
プレイヤーは家賃の支払いのため、農業や畜産などでお金を稼ぎ、日々を過ごしていきます。しかし、本作はただの農業シムではなく、ローグライク要素を組み合わせた農業シム。その気になる内容と魅力のポイント、さっそく紹介していきましょう！
ステキポインツその1！「自分のペースで目指す効率化」
ゲームを始めると、まずは18人の中から好きなキャラクターを選択します。パン屋、養蜂家、釣り人、魔術師などさまざまな職業人がおり、中には犬や猫なども存在します。彼らはそれぞれがことなるパッシブ効果を持っており、農業生活に有利に働きます。
キャラクターを決めたらいよいよスタート。本作のマップはプレイごとにランダムに生成され、周囲は自然豊かですが未開拓の土地が広がっています。プレイヤーはこの土地を与えられた道具だけを使って開拓し、決められた日までにお金を稼ぐ必要があるのです。
期限は1週間後。7日目が終了するまでに所持金を指定の額まで増やし、次の日になると家賃として自動的に納めます。こう見ると、支払いのために奔走する日々になるかと思うかもしれませんが、本作には昼夜のサイクルや時間の概念がなく、自分のペースでゆっくりと開拓を進められます。
ただし、木を伐採したり、畑を耕したり、鉱物を採掘する際などには画面下部に表示されるエネルギーを消費し、1日分のエネルギーが底をつくとあらゆる行動ができなくなってしまうので注意が必要です。また、通常のライフシムや農業シムと違って、本作のレギュラーモードにはゴールが設定されています。イージーモードでは5週間、ミディアムモードでは6週間生き残ることでゲームクリアとなります。マップの生成状況によっては資源の偏りなどもあるので、毎回異なる環境下で効率的な農作業が求められます。
ステキポインツその2！「建設とクラフトでさらに効率化」
効率的に農業を進め、お金を稼ぐには施設の建設と新しい道具のクラフトが重要です。クワやシャベル、ピッケルなどをアップグレードするには、銅・金・ダイヤモンドなどの鉱物が必要になります。品質が上がるほど、使用した際の消費エネルギーが減少し、1日でより多く行動できるようになります。
施設は溶鉱炉や風車、マヨネーズマシン、洋服屋などさまざまなアイテムを生み出すものが建設できます。クラフトや施設で作ったアイテムは高値で売れるものも多く、農作物以外の金策も捗ります。さらにお金が貯まれば、豚や牛などで畜産もできるようになり、資金繰りもさらに効率化するでしょう。
『Another Farm Roguelike』は農場管理と効率化が癖になる内容でした。生活要素やストーリーはありませんが、シンプルでわかりやすい内容からすぐにコアコンテンツが楽しめるのも魅力のひとつです。
タイトルにもあるローグライク要素はやや薄めな印象です。現状では資源とマップのランダム性、毎週のバフの選択くらいしかないので、リプレイ時に引き継げる永久アップグレードなどがあればさらに面白くなりそうです。また、正式リリースでは経過日数によるクリアがないインフィニティモードなども実装されています。
ゲームの価格はなんと310円というとても安価な設定なので、気になった方は是非遊んでみてはいかがでしょうか。
