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米連邦取引委員会(FTC)はマイクロソフトによるアクティビジョンブリザードの買収を阻止するため、12月8日付で提訴したことを発表しました。
発表によると、FTCはマイクロソフトが価値のあるゲームコンテンツを取得してライバル企業からの競争を抑圧した記録があると指摘しており、ベセスダの親会社であるZeniMaxの買収後、他コンソールに対してのゲーム提供を差し控える意思がないことをヨーロッパの反トラスト当局に保証したにもかかわらず、『Starfield』や『Redfall』などのタイトルをマイクロソフト独占としたことを例に挙げています。
FTC競争局局長Holly Vedova氏は、「マイクロソフトは既に、そしてこれからも競争相手に対してのコンテンツ提供を抑圧できることを示している。私たちは、マイクロソフトが主要な独立ゲームスタジオを支配し、それを利用して成長分野であるゲーム市場での競争を害することを阻止しようとしている。」と述べています。
訴状を発行するための委員会の投票は3対1であったといい、審判開始決定書のコピーは間もなく公開されるそうです。