HAL研究所が発売するアニメ「星のカービィ」HDリマスター版のコンプリートBlu-ray BOXが受注販売開始から数時間ほどで売り切れになったようです。
この商品は、TVアニメ「星のカービィ」のHDリマスターされた全100話に加え、特典として北米版第1話やパイロット版、特別編となる「倒せ!!甲殻魔獣エビゾウ」も収録された豪華なBOXとなっています。また、特典として全話のあらすじや設定資料、声優インタビューなどを収録したブックレットや第1話の絵コンテ、アクリル万年カレンダーなども付属します。
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このアニメは、ゲーム『星のカービィ』を原作とし、2001年から2003年にわたって放送されたものです。カービィやデデデ大王、コックカワサキやキャピィといったゲームお馴染みのキャラが登場するほか、フームやブン、エスカルゴやカスタマーサービスなどアニメオリジナルのキャラが登場することも特徴です。
本作の魅力は、何と言ってもギャグの危うさにあります。「環境破壊は気持ちいいゾイ!」「国家ぐるみの場合は犯罪にならんゾイ!」というようなブラックなネタや「アニメーターにも基本的人権はありますぞ!」といった業界を皮肉るネタなど危なっかしいものが多いのにもかかわらず、『星のカービィ』シリーズ初期のディレクターとして知られる桜井政博氏がすべての話の原案および監修を務めていることも驚きです。
このBlu-ray BOXは「オリジナリティを尊重して原版をそのまま収録している」とされており、そんな危ういネタも完全収録される模様。今では炎上しかねないようなジョークも完全な状態で楽しめそうです。
本日より先行受注販売が開始されたそんなBlu-ray BOXですが、本記事執筆時点では先行受注販売の上限に達し売り切れに。「在庫なし」となっており購入することができません。これについてHAL研究所は上限数に達したため受付を終了したことを発表したほか、二次受注などの対応を検討していることも明かしました。
いくら人気とはいえど、日中に開始されたことや5万円近い価格もあり、さすがに開始即日売り切れになるのは納得いかないという方も多いのではないでしょうか。欲しいという方はくれぐれも焦って転売品は手を出さず、二度目以降の再販売を待機しておきましょう。
アニメ「星のカービィ」 HDリマスター版 まるごとコンプリートBOXは、2023年3月14日発売予定です。