僕の少年時代、RPGといえば『ウィザードリィ』でした。
まわりの友達は『ドラクエ』や『FF』の話ばかりしていましたが、小さな頃からオタクロードまっしぐらの僕は、この無骨なRPGに夢中になっていたのです。
先日、そんな『ウィザードリィ』シリーズの最新作『ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ(Wizardry Variants Daphne)』がドリコムから正式に発表されました!今回は、iOS/Androidを対象に基本プレイ無料で2022年度内にリリースされます。
そこで『ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ』の正式発表を記念して、FC版の『Wizardry』と『Wizardry II』、『Wizardry III』の3作品を振り返るプレイ絵日記をお届けします。
……って、FC版の『ウィザードリィ』シリーズをプレイしたのは30年近く前なんですよね。当時の記憶はほとんどないので、ほぼ初心者といっていいでしょう。そんな僕が、高難易度で知られる『ウィザードリィ』をクリアできるのか、少し心配です……。
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なので、僕のフォロワーの『ウィザードリィ』ファンの皆様に、おすすめのパーティ編成を教えてもらっちゃいました!
これで安心だ!
レベル上げは道場で!『ウィザードリィ』
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ある朝、狂気の大君主・トレボーは、魔法の魔除けがなくなっていることに気付く。魔法使いのワードナに、寝ている間に盗まれてしまったのだ。激怒したトレボーは、国中におふれを出し、魔法の魔除けを奪還する戦士を募るのだった。
『1』をプレイしていた時はまだ6歳。漢字が使われている説明書なんか読まなかったので、そんなストーリーだったなんて初耳だよ……。それにゲーム中はストーリーが語られることはほとんどないので、当時はなんとなくの雰囲気でプレイしてたんだよなあ。
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それにしても寝ている間に大切な魔除けを奪われてしまうって……なんだかストーリーがマヌケだな。
ワードナが大軍を率いて攻めてきて、激闘の末にっていうのなら格好がつくけど……。
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ともかく、ワードナから魔除けを奪い返す冒険者を作成しよう。
まずはキャラクターの名前を決める。1人目は、パーティのリーダー(脳内設定)で僕の分身である「オジサン」だ。名前を決めたあとは、種族と性格を選択する。
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初期ステータスに、ランダムで付与されるボーナスポイントを割り振る。ステータスによって就ける職業が増減するので、大量のボーナスポイントが付与されるまで、何度もキャラクターを作り直すのは、『ウィザードリィ』あるあるだろう。
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今回のパーティ編成は、戦士・戦士・僧侶・盗賊・ビショップ・魔法使いに決めた。キャラクターには、絵日記ではお馴染みの僕の友人や編集担当、Game*Sparkのマスコットキャラの名前をつけた。
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早速、迷宮探索だ。
といっても、初期レベルで遠出すると確実に迷子になって死亡するので、近場でレベル上げをしようっと。
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そうそう、マーフィーズゴーストって敵が居るんだけど、高い取得経験値の割には弱く、特定の場所に行けば何度でも戦えることから、プレイヤーからは「先生」や「道場」などと呼ばれている。
冒頭でも書いたように、『ウィザードリィ』の記憶はほとんど忘れたつもりだったんだけど、マーフィーズゴースト先生が待っている場所には、不思議とすんなりたどり着けた。
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帰り道は、来た道とは違うルートなんだけど、こちらもすんなりと帰れた……ってなんで!?
記憶を失っても肉体は覚えている……?2パーティ育成は大変……!『ウィザードリィ II 』
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狂王トレボーの統治から数世代の後、リルガミンの王国に原因不明の天変地異が起こる。災害の真相を解き明かすには、龍が守護する神秘の宝珠が必要らしい。世界の危機を防ぐため、かつての英雄の子孫や、勇敢な冒険者達が集うのだった。
……って、タイトル画面、前作の『1』とほとんど変わらないな!
『2』でも、最初に作るのは僕の分身である「よしだ」だ。他のメンバーは、『1』と同じ名前を使うのも芸がないし、他の名前をつけよう。
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って、困ったな~。友達が少ないのでキャラに色んな名前がつけられない。
昔の僕、どうやってたんだっけな……。
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そんな時はTwitterだ!
「フォロワーの皆さん、名前を貸してください!」と募集したところ、たくさんの方がお名前を貸してくださったので、こんなに冒険者が作れたぞ!
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こちらがメインパーティの6人だ!
ちなみに、膨大なボーナスポイントが付与された冒険者が作れたので、「よしだ」をリストラして、「おじさん」(侍)をパーティリーダーに変更した。
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『2』のキャラクターには、善と悪という2種類の性格が用意されている。性格によって立ち入れない階層があるので、善と悪の2パーティが必要になるのだ。
控えに回った冒険者たちにも活躍のチャンスがあるシステムだな~。
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普段、相まみえない善と悪の冒険者たちが、力を合わせて戦うのは燃える展開だ!
まあ……2パーティも育成するのは面倒くさいけど……(ボソッ)。
かつての仲間の力(装備)を借りて『ウィザードリィ III 』
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リルガミンの町は、不思議な力を持つリルダの杖によって、侵略者たちの手から守られていた。しかし、完璧と思われていた杖にも「リルガミンで生まれた者に対しては通用しない」という欠点があった。悪の心を持つダバルプスとの戦いにより、杖は失われてしまう。もし、杖が戻らなければ、リルガミンの町は滅びてしまうであろう……。
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『3』の目的は、リルダの杖を手に入れることなんだな。よし、早速冒険者を作ろう!
『1』と『2』は、セーブデータが消えてしまっていたため、まっさらの状態でプレイしていたけど、『3』はなんとセーブデータが残っていた!
当時の僕、仲間にどんな名前をつけていたんだろう。確か仲の良い友達が5人くらいいたはずだぞ!
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僕(本名のためモザイクをかけたよ!)以外の冒険者は……悟空、ラオウ、桑原……漫画のキャラ?
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あっ……(察し)
さて……漫画キャラのパーティのまま当時の気持ちに浸りながらプレイするのもいいが、せっかくだしキャラクターはイチから作り直そう。ただし……
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30年ぶりのFC版『ウィザードリィ』シリーズのプレイは、記憶がおぼろげでほぼ初見と変わらない感覚でした。それでも断片的に残った記憶から「こんな敵居たなあ!」とか「あったあった、こんなメッセージ!」と、当時を懐かしみながら楽しめましたね!少年時代の僕、ストーリーを全く理解してなかったんだなぁ。
実は、30年前は『3』しかクリアできていなかったんです。その『3』も、友達のお兄ちゃんにかなり手助けをしてもらっていたので、『1』から『3』を自力でクリアしたのは、これが初です!
これで『ウィザードリィ』シリーズへの心残りもなくなった……と思いきや、この企画はまだ続くんですよ。次回は『Wizardry 8』に挑戦します!