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読者の皆様は「中華」という言葉を聞くと、どのようなものを連想するでしょうか?
Game*Sparkでは「中華ゲーム見聞録」という連載記事をお届けしていますが、一般的には料理を思い浮かべる方が多いように思えますし、某主席の顔が浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。筆者の場合は長年怪しげな電子デバイスや自転車パーツを通販購入しているうちに、この言葉に関してはどうも「安価だけれど博打要素を多分に含む中国製品」といったイメージを持ってしまっています。
その相手はワイヤレスイヤホンであったり、タブレットPCであったり何度も痛い目にあってるのですが、たまに「アタリ」があったりもして馬鹿に出来ないのが中華クオリティだったりします。そんなこんなでたまにBabggoodやAliExpressを巡回して、面白いものがないか物色したりしてる日々です。
中華系のサイトではよく見る割に日本の通販サイトではあまり見かけない製品群としてミニPCがあります。特にPCでゲームを遊んでいる方にとってはもっとも縁遠い部類にある製品かとは思うのですが、しばらく前にそのミニPCでちょっと気になる製品を見つけました。
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販売サイト上の品名表記は以下の通りです。製品名でスペック全て説明しちゃってますね(記事執筆時には完売となっています)。
NVISEN MU05 Intel I7-1165G7 Intel lris Xe Graphics Mini PC 16GB DDR4-2666MHz 羊 512GB SSD WiFi5 RJ45 1000M LAN Thunderbolt48K出力HDMI2.0DP Trible Screen 4K 60Hz Windows11Proミニゲーミングコンピューター
本稿では実際に筆者がこのPCを購入し、「中華ゲーミングミニPC」と言うなんとも怪しげなこの製品がどこまで「ゲーミング PC」と言えるものであったかについて、レビューしていきたいと思います。
そもそも何故筆者がこのPCを購入したのか?と言うことからお話したいと思うのですが、「いやいや、そんな背景はいらないから」という方は早速こちらからお願いします。
さて、何故このPCの購入に至ったかと言うと、一番大きな理由は使用していたPCが故障した為です。PCがなければ記事執筆も出来ませんのでPCの確保は急務でした。パーツ交換も検討しましたが、従来使用していたPCは家族と別れて暮らすにあたって家にあったジャンクに近い余剰パーツを組み合わせたPCだった為、CPUなんぞ初期型Core i7だったり電源含めほとんどのパーツは10年以上前の部品で構成されたオンボロ仕様。何かパーツを更新するならば結局総とっかえになる可能性も高く新規購入をメインに新しいマシンの検討をすることになりました。
筆者はゲームを趣味としていますが、普段はコンソールゲーム機でゲームをしているのでPCの使用用途はWEB巡回と記事執筆程度。本来高性能なPCは全く必要なかったのですが、PS系ハードで発売されないことが決定している『Starfield』はやってみたい。それにゲームの記事を書く人間がPCオンリー発売のゲームに触れないで生きてるのも如何なものかということで「ある程度ゲームができるPC」を購入しようとは考えたのですが、時期的にまだGPU価格が暴騰していた頃だったので、どうしても割高感が否めない。離れて暮らす子供に買い与えたエントリーグレードレベルのショップBTOゲーミングPCと同等の性能のPCでもGPU価格のせいで当時の価格より2割程度高いと思うとどうにも手が出ませんし、同じようなスペックのPCが2台あるのも勿体ない気がします。そんな時に目に止まったのがこのPCだったという訳です。
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最初に目を引いたのはカタログスペックの高さです。中華ミニPCは非常に安価な製品が多いのですが、その多くは「やや低スペック・超低価格」というイメージを持っていた筆者にとっては、11世代とは言えCore i7搭載でメモリやSDDの容量についてもGPUが無い以外はハイエンドに近い構成とミニPCにしてはやや高価格帯のこの製品は少し異質に見えました。
ただ、高価格帯と言ってもそれはミニPCの世界の中の話であって、市販PCと比較するとコストパフォーマンスはかなり高いのではないかとも考えました。そう思って中華ミニPCのカテゴリを調査したところ、CPUやメモリ、ストレージ容量の面で本製品よりコスパ的に優位かと思える製品もありましたが、Thunderbolt 4端子の有無が決定的となり、本製品の購入に至りました。