Naughty Dogの共同社長であるニール・ドラックマン氏は、ワシントン・ポストが実施したインタビュー内でビデオゲームにおけるストーリーテリングについての見解を語りました。
インタビュー映像の19分頃で、何年にも渡って進化してきたビデオゲームのストーリーテリングについて意見を求められたドラックマン氏は、ストーリーテリングはAtariの四角形が動き回るゲーム『Adventure』にまで遡ることができるとした上で、最近は『ELDEN RING』や『INSIDE』のように伝統的な語り方にあまり依存しない手法に興味があると回答。『The Last of Us』にも言及し、この作品における最高のストーリーテリングの多くはシネマティックスにあると認めつつも、空間を見て回るだけでそこの背景を理解できるというゲームプレイ上のストーリーテリングも多く含まれているとしました。
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また、これは今後ダイアログやカットシーンに全く頼らないという意味ではないと補足。ダイアログやカットシーン、メモや環境によるストーリーテリングなどは異なる性質を持った道具で、それらをどのように使うかという問題だと考えていると説明しました。そして、Naughty Dogでは現状に甘んじることなく少しだけ新しかったりこれまでと違ったりすることに挑戦しており、このような複数の新しいプロジェクトにチームはとても興奮しているとして回答を締めくくっています。
なおニール・ドラックマン氏は、Naughty Dogで進行中のプロジェクトについて公開を控えている理由についても別メディアのインタビューに回答しています。