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PLAYISMは1月12日、カジュアルな農場運営シミュレーション『ドラゴノーカ』のSteam版をリリースしました。
いわゆる「農場シム」や「生活シム」と言われるこのジャンル。作物の管理や動物の世話、住人との交流など、スローライフとは名ばかりに「忙しい」と思われがちなジャンルですが、『ドラゴノーカ』では文字通り、自由なスローライフを体験できます!
『ドラゴノーカ』とは─竜の背中が舞台
本作は「ゲ製うんかん。」が開発した農場シムで、2022年にDLsite版がリリース、今回はSteam版、ニンテンドースイッチ版で同時のリリースとなりました。
人々を脅かす「巨獣」や「害獣」の脅威から逃れ、竜の背中にたどり着いた人々。竜の体躯はまるでひとつの島のように大きく、竜の背中で人類は村を作り始めるようになります。
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竜の一体、グラントータスこと「ぐらちゃん」の上で目覚めた主人公は、竜の巫女「ノナ」と土下座を連発する妖精「ミミミ」とともにこの竜の上で村づくりを始めます。
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村では農業はもちろん、鍛冶や畜産、裁縫、調理などさまざまな職業に携わる人を移住させることができ、それらが相互に作用することで村の暮らしがより発展していきます。
「スタミナ管理」はある…でも、無くてもいい。「やる気」システム
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本作では「スタミナ」的な要素として、「やる気」という概念が存在します。画面では左下に表示されているのが「やる気ゲージ」で、ピッケルや斧を使ったアイテムの採集、壁や床などアイテムの設置をした際など、何かしらの行動をするたびにこのゲージを消費していきます。
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やる気ゲージはベッドで休むことで回復するので、一日のスケジュールの組み立てやスタミナの管理が重要となってきますが…本作ではなんと、「やる気(スタミナ)が0になっても行動ができる」という大きな特徴があります。
もちろん作業を行った際の経験値が加算されない、というデメリットはありますが、「必要な数までは木材を集めよう」「この家を建て終えたらベッドに戻ろう」といったように、自身が満足するところまで作業を続行できるのです。
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時間、スタミナといったシステム上の制約が事実上存在しないということでもあり、「あと少しだったんだけどな…」といったような小さなストレスを感じさせないような設計になっているといえます。
何をするも自由!「ぐらちゃん」の上で起こる物語
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主人公が拠点とする岩竜「ぐらちゃん」をふくめ、この世界には9種類の竜が存在しているほか、超巨大なモンスターの「巨獣」が各地を徘徊しています。動向はミミミが適宜報告してくれるので、見落とす心配もありません。
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他の竜や巨獣との距離が近づいてくると、村の気候に影響が出るようになります。例えば水竜が接近すれば常に雨が降るようになり、風竜の近くでは風が強まるほか、特定の気候でしか獲得できないアイテムも存在しています。
また巨獣が接近すれば「害獣」と呼ばれるモンスターがぐらちゃんの上に現れるようになるほか、戦いによって建てた家などにダメージが入るようになってしまうといった影響を受けます。
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巨獣や竜はマップで重なることで戦闘態勢に入ることもでき、バトルに勝利すればその脅威を排除できます。ぐらちゃんは初期状態では武器を持っていないので攻撃ができませんが、物語を進めると爪や大砲といった装備が利用可能になります。
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もちろん本作は生活要素も楽しめます。新しい居住者を迎え、作れるアイテムや設備の幅を増やしていったり、気に入ったNPCにプレゼントを渡して関係を深めたり、地下の洞窟に籠もって鉱石を掘り続けたりと…自身でやりたいことを決め、やりたいように気ままな生活を送れるのは本作の大きな魅力といえるでしょう。
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自由度の高さが売りの本作ですが、それによるデメリットもみられます。挙げられるポイントとしては、導線やチュートリアルなど、詳細な説明があまりなされないことです。
まずは移住者を集め、設備を整えていくのですが…「どこで何が作れるか」「覚えたレシピはどこで使えるのか」といった説明が不十分であると感じる時もありました。移住者の依頼をこなしていくことで設備を増やせるのですが、「そもそもその素材はどこで集めるの?」と各地をうろつくような場面も…。
「あれをやってこれをやって、次はこれをやって…」と、なにかと忙しくなりがちな生活シミュレーション。綿密なプランを立て、実行するという楽しさもありますが、本作では「やりたいように、やれるだけ」自由な生活を送ることができます。
こういったジャンルが初めての方も手軽にスローライフが体験できる本作、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか!
『ドラゴノーカ』はPC(DLsite、Steam)/ニンテンドースイッチ向けに現在配信中です。