Rockstar作品に詳しいインフルエンサ―Tez2氏は『Grand Theft Auto V』のオンライン要素である『GTAオンライン』のPC版にて、アカウントのBANや削除に繋がる重大な脆弱性が存在することをTwitterにて警告しました。
ツイートによると、今回見つかった脆弱性を利用することで他のプレイヤーに対してステータスの追加や削除、変更といった任意のコードを実行することが可能であり、データの破損やサーバーからのBAN、アカウント削除等の対象とされる危険性があると言います。Tez2氏は脆弱性が修正されるまで、ファイアウォールルールを設定してプレイするか、ゲームのプレイを避けるよう推奨しています。
SNSでは実際に被害に遭ったとの報告も散見され、事態の深刻さが感じ取れます。Tez2氏によるとRockstar はこの問題を認識しており、影響を受けたアカウントログの記録を行っているとのことです。また、アカウント破損についてはドキュメントから「Rockstar Games」フォルダを削除してゲームをリロードすることで、復旧できる可能性があることも共有しています。
過去には『DARK SOULS』シリーズのPC版でも同様の脆弱性が存在したことが話題となったなど、オンライン要素を持つゲームには常に付きまとう今回のような問題。現時点ではステータスの変更等の部分的なコード実行に限られていますが、今後完全なリモートコードが実行可能となる可能性も危惧されており、Rockstar側の素早い対応が望まれています。
大切なゲームデータを守るため、公式から何らかの発表があるまではゲームのプレイを避けるのが賢明でしょう。