今回は、任天堂が贈るスイッチ向けソフト『ファイアーエムブレム エンゲージ』！本作は“神竜”である主人公が指輪に宿る異界の英雄の力を借り、世界を守るために戦うシミュレーションRPGです。
『ファイアーエムブレム』シリーズといえば、美男美女から渋い中年まで、様々なキャラクターが登場することでおなじみでしょう。僕は小さい頃からおっさんキャラが好きで、同シリーズでもおっさんの仲間をメインに育成していました。
小さい頃は、成熟した大人のキャラクターに憧れを感じていましたが、自分もおっさんになった今、選ぶ主な理由は……中年の親近感！
◆千年の眠りから目覚めた神竜はマッチョを探す
千年も昔、世界を滅ぼさんとする邪竜に、人々は異界の英雄「紋章士」の助けを借りて対抗する。長きにわたる戦いの末に邪竜を封印し、人々とともに戦った神竜も長き眠りにつく。そして千年後……時が経つにつれて封印の力が弱まり、邪竜復活の兆しが見え始めるのだった。
その神竜こそが本作の主人公だ！まずは性別やプロフィール、難易度を選択する。
名前は「おじさん」で、難易度はノーマル。倒れた仲間は復活しないクラシックモードを選んだぞ。
長き眠りから目を覚ました神竜が、邪竜の復活を阻止するため、紋章士たちが宿る指輪を集める旅に出る。これが本作の主人公の目的だ。
プレイヤーである僕の目的は、これからともに戦う仲間たちの中から、僕好みのお気に入りキャラクターを見つけ出し、えこひいきして育成することだ！
前述の通り、僕は『ファイアーエムブレム 風花雪月』におけるラファエルくんや、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』のアーダンといった、美男美女揃いの仲間たちの中で色物のような扱いを受けがちな中年やマッチョなキャラクターが大好きなのだ！
その偏愛ぶりは、過去の絵日記をご覧いただければわかるだろう。
最初の仲間は、双子の兄妹のクランとフラン、そして白ひげの紳士ヴァンドレの3人だ。
中年であるヴァンドレはスタメン候補だな！
◆中年のおじさんも、魔法少女のようなピンク髪に！
バトルは、敵味方に分かれたターン制で進行する。味方の行動順も自由に決められるのは助かるな。
ヴァンドレを前線でガンガン戦わせて鍛えようと思ったけど、武器や兵種ごとに有利不利があるので、いきなり単騎で無双はやめといた方が良さそうだな。
本作では、シリーズの登場キャラクターたちが、異界の英霊「紋章士」としてバトルを手助けしてくれる。『スマブラ』でもお馴染みのマルスやアイク、過去の絵日記でもお届けした『風花雪月』の主人公たちが登場する。
『風花雪月』はつい最近までプレイしていたので、「自分が自分を助けにきてくれた」みたいなイメージだ。それはなんかやだなあ……。
紋章士とエンゲージすると、一時的に味方と紋章士が一心同体の状態になり、特別な必殺技が使えるようになる。エンゲージ時には、味方の姿もキラキラした姿に変身するぞ。
ヴァンドレの白ヒゲがピンクヒゲに変わり、なんだか魔法少女みたいになっちゃったね。
◆やっと会えたね、僕好みのマッチョキャラ！
バトルが終わると、拠点である「ソラネル」に帰還出来る。拠点内の施設では、アイテムの補充や育成などが可能だ。
最初は、だだっ広い拠点に仲間が3人ぽっちだったが、シナリオが進むごとにどんどんと新しい仲間が加入し、いつの間にか大所帯になっていた。
いずれの仲間も美男美女揃いなんだけど、僕好みのマッチョタイプはまだ見つかっていない。もしかして本作にはラファエルくんのようなマッチョ枠はないのだろうか。そう思っていたその時、運命の出会いを果たす。
あれ……ブシュロンくんって肩幅めっちゃ広くない！？
ブシュロンくんは、かなり序盤に仲間になるキャラクターだ。「爽やかキャラかな」くらいにしか思っていなかったけど、実は鎧を脱ぐとこんなにもマッチョだったのだ！
言動も、どことなくラファエルくんを彷彿とさせる。そうか、君がラファエルくん枠だったんだね……。よし、真っ先に育成するべきキャラクターは決まったな。
まずは、ステータスを上昇させるドーピングアイテムをブシュロンくんに全て投与する。まるで世話焼きお婆ちゃんになった気分だ。
そして、ブシュロンくんの武器を拠点内にある施設でこれでもか！ってくらいに強化を施す。
アクセサリー屋で衣装を買うと見た目の変更が出来るので、ブシュロンくんの筋肉がより目立つように、水着を購入した。
ちなみに、ブシュロン君の主であり幼なじみでもあるアルフレッド王子も、見た目こそ華奢でいかにもな王子様タイプだが、その言動はかなりマッチョで、なかなかの筋肉狂だ。
また拠点では、過去作に登場するキャラクターの名前を冠した指輪も生成出来る。紋章士の指輪と違ってエンゲージは出来ないが、ステータスアップなどの効果がある。
ゲーム内で手に入る絆のかけらを消費すると、ランダムでいずれかのキャラクターの指輪が排出される。
指輪のランクはCからSまであり、Sランクが大当たりなんだけど、僕にとっての大当たりはラファエルくんの指輪だ！ありったけガチャを回すぞ！
ブシュロンに最上級の武器を渡してドーピングを重ねた結果、戦場で一騎当千の働きを見せるようになった。他の仲間や主人公を差し置いて、どんどんクラスチェンジをして強くなっていく。これが筋肉の力だ！
最後に、僕の推しキャラたちをご紹介しよう。左にいるのが竜の守り人であるヴァンドレで、右が筋肉仲間のアルフレッド王子だ。そしてセンターが、我らのブシュロンくん！
撮影モードがあるゲームっていいよね！カシャカシャカシャカシャカシャッ（スクショ撮影ボタン連打）
難易度はノーマル、クラシックモードで45時間ほどでクリア出来ました。
前作『風花雪月』のバトル要素を受け継ぎつつ、紋章士の指輪などの新しいシステムも採用され、シリーズ最新作にふさわしい進化を遂げていたと思います。
ストーリーについてはプレイヤーの間でも賛否両論でしたが、個人的にはあまり気になりませんでした。ただ、ストーリーの一部にはシリアスな場面に合わないセリフやキャラクターの描写が見られ、プレイしていて引っかかる箇所もありました。
あと、もう少し中年や老人の仲間が多ければ嬉しかったですね。といっても、お目当ての筋肉キャラも居たわけですし、トータルで見れば満足です！バトル中に前のターンに巻き戻すシステムもあるので、SRPG初心者でも楽しめると思います。
『ファイアーエムブレム エンゲージ』は、ニンテンドースイッチ向けに発売中です。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
