気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Jinthree Studio開発、PC向けに2月5日に正式リリースされた戦略的タワーディフェンス『ブロークン・ユニバース - Tower Defense（Broken Universe - Tower Defense）』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、行方不明になった恋人を捜して宇宙を旅しながら、様々な惑星でモンスターと戦うタワーディフェンス。防壁で道を塞いで耐え抜いたり、モンスターを遠回りさせて倒したりと、特色のあるタワーや防壁を使って自分だけの戦略で戦うことができます。日本語にも対応済み。
『ブロークン・ユニバース - Tower Defense』は、1,060円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか？
JinthreeJinthree Studioチームのメンバー、Jinthreeです。私たちは3人で活動しているインディーゲーム開発チームで、私はゲームプランニング、プログラミング、そしてチームマネジメントを担当しています。たくさんのアーケードゲームやカジュアルゲームが好きですが、一番好きなのは『塊魂』シリーズですね。
――本作の開発はなぜ始まったのですか？
Jinthree私はタワーディフェンスゲームも好きでして、昔ながらのタワーディフェンスが衰退し始め、戦略性のないモバイル向けタワーディフェンスが多く登場し出したことから、自分の手で戦略性のあるタワーディフェンスゲームを作りたいと思いました。
――本作の特徴を教えてください。
Jinthree本作において一番大きな特徴が、コストをかけることなくタワーを設置でき、RTSゲームのように道を整備できるという点です。ゲーム開始時からプレイヤーはどこを守るのか決定することができるので、他のタワーディフェンスゲームとは異なる、新鮮な感覚を味わえますよ。
――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか？
Jinthreeタワーディフェンス好きのゲーマーでしたら、本作を気に入っていただけるでしょう。一人で戦略を練るのも楽しいですが、他の人と一緒に戦略を話し合いながら考えるのも楽しいものです。本作では可愛らしいアートスタイルを採用しているので、年齢層の低いゲーマーにも良いと思います。
――本作が影響を受けた作品はありますか？
Jinthree本作を作るにあたり、『Plants vs. Zombies』や『Balloon TD』のような有名なタワーディフェンスゲームを数多くプレイしました。しかし一番大きな影響を受けたのは、『Warcraft III』でユーザーが作ったたくさんのタワーディフェンスゲームですね。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか？
Jinthree新型コロナ以前から私たちは主にオンラインで作業をしていましたが、新型コロナの感染が広がると、私たちはオンラインでより快適に作業ができるようになりました。開発チームは新型コロナ感染拡大の直前に結成しましたので、本当に運が良かったです。それからは一緒にゲームを作る人を見つけ出すのが難しくなってしまいましたので。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか？
Jinthree本作を配信していただけるというのは、これ以上ない喜びです。私たちのゲームを楽しみ、私たちに話しかけてくれるのも嬉しいですね。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Jinthree日本のゲーマーの皆さんに届くよう、今後もゲーム開発を続けていきます。将来、様々なゲームで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。もし本作に興味を持っていただけましたら、お気軽にフィードバックを送ってくださいね。
――ありがとうございました。
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
