Com2uSより、iOS/Android/PC向けにリリース予定の『サマナーズウォー:クロニクル』。本記事では事前登録中の本作の先行プレイレポートをお届け。実際に遊んで感じたインプレッションと共に、本作の主な要素とゲームプレイを紹介していきます。
iOS版の事前登録はこちらAndroid OS版の事前登録はこちらPC版の事前登録はこちら本作はプレイヤーが召喚獣とパーティを組んで戦う新作RPGです。特徴豊かな5大陸を舞台に広大な物語が展開していきます。筆者がプレイした感触を一言で説明するなら、「カジュアル&ヘヴィーのいいとこ取りな大規模RPG」と言える作品です。
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本作は2014年サービス開始のiOS/Android向けタイトル『サマナーズウォー: Sky Arena』のシリーズ作品。印象的なアイコンとタイトルで、プレイしていなくても「App StoreやSNSで見たことがある」という方は多いのではないでしょうか?
そんな同シリーズですが、この最新作ではスマホに加えてPCにも対応。ここからは、スマホゲーマーからPCゲーマーまで幅広く楽しめる『サマナーズウォー:クロニクル』のプレイングに迫っていきます。
※記事内に掲載しているスクリーンショットは開発中のものです。
◆主人公も召喚獣も魅力的! 自分だけの“理想のパーティ”が作れる快感。
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本作は大規模なRPGで、主な特徴は「召喚獣」を選んで自らパーティを構成していく“サマナー(召喚士)”らしいシステム。プレイヤーはタンクやアタッカーなど各分野に特化したキャラから主人公を選択し、召喚獣とともに4人1組のチームを組んで冒険していきます。
主人公のビジュアルはキャラクタークリエイトで服装、髪型、髪色などを変更可能。召喚獣には見た目にも能力にも個性があり、「弱点を埋める」「特定の属性やプレイスタイルに特化する」というチームの特色をプレイヤー自身が決定していきます。この、パーティを自分で導く感覚が楽しい……!
筆者はタンク職の「クリフ」で始めたので、召喚獣をヒーラーやアタッカーで固めました。もちろん、召喚獣に自分で指示を出せば派手な広範囲攻撃を放てますし、召喚獣のタイプを切り替えれば、自分だけ敵に密着して仲間の遠距離攻撃に頼れたりもします。協力プレイの楽しみをソロでも実現しているとも言えるでしょう。
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『サマナーズウォー』シリーズ最新作だけあって、シリーズの歴史を通して誕生した召喚獣たちも続々登場してきます。新規勢である筆者は、正統派なモンスタータイプから美少女・美青年までが揃う召喚獣の多さに驚かされました。
しかしただ“揃えれば終わり”というわけではなく、成長による外見変化も召喚獣を集める楽しさを高めてくれています。一部にはビビるほどに外見が変貌するモノも……。
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筆者が可愛いと思った「リザードマン」の成長っぷりなどは特筆に値します。戦士ごっこをしているようなビジュアルから覚醒すると、ガチ戦士な見た目に!
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また、進化後に“種族名”ではない固有の名前がつく召喚獣も登場します。パーティ編成や属性を意識すればするほど、広く収集して育成していくことが必須になるだろう本作。召喚獣に愛着を感じられる、まさしく絆が深まっていくような変化は魅力ですね。
◆コンテンツも大量。迷ってもメインストーリーを進めれば間違いなし!
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前述した“召喚獣とパーティを組んでいく快感”もさることながら、本作はダンジョンの構成にもこだわりを感じられます。フィールドでは素材収集やクエスト目的のバトルが多いのですが、こちらではしっかりとギミックをクリアしないと詰みかねない要素もたくさん。
ギミック自体はシンプルで、こうしたジャンルのRPGが苦手なゲーマーにも触れやすい難易度。ただし、ギミックをクリアしないと敵が無敵のままであったり、時間と共に敵の数が増えていくものなど、ダンジョンごとに違う「シンプルながらもプレイヤーをハラハラさせる仕掛け」が多数登場します。
ダンジョンごとにギミックは異なり、ストーリーと融合している点も魅力的です。物語とゲームプレイが合致していて、ストーリーを進めながら新鮮なゲームプレイを体験できます。
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そして本作には、ストーリーのみではなくレイドボス・アリーナなども登場します。残念ながら筆者が体験したのは“リリース事前プレイ”なので、「みんなでレイドボスに挑む」といった遊び方はできませんでしたが、育成素材を得るために挑むクエストにもプレイヤーを飽きさせない仕組みが見られました。そうしたコンテンツはメインストーリーの進行と共にゆっくり開放されるので、遊びの幅が豊富なゲームにありがちな「どこから手を付けていいのかわからない」という状況にはならないでしょう。
◆ゲームを彩るリッチな演出……巨大IPとしての熱意が伝わる「ディテールへのこだわり」
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ゲーム内での演出は巧妙で、イベントムービーからプレイアブルパートにシームレスに移行するところがプレイしていてとても印象に残りました。切り替えがスムーズで、別カットという感覚はほとんどありません。
召喚獣の作り込みに加え、世界観の表現も注目に値する点です。たとえば第三章は「アヤ」という大陸が舞台となっており、大まかに説明すると「樹木とともに生きるエルフの世界」という設定です。この世界観は、一見すると正統的でとっつきやすい印象を与えますが、細部にも独自性が盛り込まれています。
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この「アヤ」では中心に大きく藤の花らしきものが咲き誇り、周辺は紅葉に包まれています。エルフの里で藤の花を中心に据える発想は、アジア発ならではのアイデアと言えるでしょう。
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ストーリーの随所に挟まれるアニメーションは非常にハイクオリティ。細部まで入念に作り込まれており、カジュアル風味なビジュアルでありつつも“物語の奥行き”を感じさせてくれます。筆者は新規プレイヤーではあるものの、『サマナーズウォー』というIPならではの力強さが発揮されているように思えました。
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また、筆者が選んだタンク職の「クリフ」は松岡禎丞さんが声優を担当。その他にもアタッカー職の召喚士「オルビア」は内田真礼さん、サポート/ヒーラー系召喚士「キナ」は佐倉綾音さんがそれぞれ演じています。
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アニメーションはもちろん、プレイ中に体感できるボイス演出への力の入れようも嬉しいところです。全世界1億6,000万DLを達成していた『サマナーズウォー: Sky Arena』のシリーズ作として、ビジュアル&ボイスのどちらもリッチな質感。その上で本作ではキャラの頭身を変えるなどして、こうしたタイプのRPGを好むユーザーに向けて丁寧に印象を変化させています。
◆プレイスタイルは多種多様! オートプレイは便利だけど、使いよう。
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広大なマップと重厚な物語を備えつつも、プレイスタイルの自由度が高いところも『サマナーズウォー:クロニクル』の特徴です。PC/スマホとクロスプログレッションで遊べることもそうした魅力のひとつではあるのですが、筆者が特に驚いたのはオートプレイ機能でした。
近頃は一部のモバイルゲームでも採用されている「自動操作」ですが、コンテンツ量が豊富なRPGとは相性もよく、カジュアル&ヘヴィーの両要素を備えた本作とは上手く噛み合っています。
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家ではがっつり遊びたいけど、移動中にもクエストを回したい……なんてときにも、スマホ&自動操作で進行可能。あまり頼り過ぎるとゲームの楽しみを失ってしまうので要注意ですが、ちょっとしたスキマ時間でも『サマナーズウォー:クロニクル』の世界に触れていたい方には、ありがたい機能です。
iOS/Android/PC向けに配信予定の『サマナーズウォー:クロニクル』は、事前登録を受け付け中。親しみやすいビジュアル&演出、そしてオートプレイの搭載とライトな要素を備えつつも、確かな作り込みを実感できる本作に興味を持った方は、こちらの公式サイトをチェックしてみてください!
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