2023年2月21日ついにPC/Xbox版が発売され、PS4/PS5版のリリースを4月13日に控えている注目作『Atomic Heart』。現実とは異なるifの歴史を歩んだソ連を舞台に、渦巻く陰謀に迫っていくアクションFPSです。他に類を見ないような多様かつ異質なビジュアルが特徴のひとつである本作ですが、やはりなんといっても印象に残るのはロボットたちのデザインですよね。
そこで本稿では、本作に登場するロボットたちから特にディープでクセのある愛らしい(?)ロボットを厳選して紹介します。なお、直接的なストーリーのネタバレは含みませんが、登場するロボットたちのビジュアルや一部イベントを載せているため、新鮮な気持ちでゲーム本編を楽しみたい!という方は閲覧にご注意ください。
VOV-A6(通称:ヴォヴァ)
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まずはこちらの「ヴォヴァ」から紹介していきましょう。マネキンがチョビ髭を生やしたようなビジュアルで、最も頻繁に接敵するザコ敵。しかしその動きは非常に激しく、アクロバティックに攻撃を仕掛けてくる侮れない相手です。
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もちろん人間ではないので、攻撃してくるときも、死んでいるときも全く同じ表情なのがとても不気味。眉毛がないのも不安を掻き立てられます。
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開発元・MundfishのSNSアイコンにもなっている「顔がパカッと空いて中身が丸見えになっている様子」は、顔からビームを放つときに見せてくれます。こちらもインパクト大!
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暴走する前のヴォヴァは、汎用的なお手伝いロボットとして活躍していました。設定的には「親しみやすいように人間のように設計した」とされていますが、子供が見た途端泣いてしまいそうなビジュアルです。
エンジニア
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『Atomic Heart』に登場するロボットで筆者が最も推したいのが「エンジニア」です。ストローをくわえているようなちょっと間抜けな顔に、眠そうな半開きの眼、ぽっこりと出たお腹と、可愛らしいフォルムを備えています。こちらから攻撃すると敵対してしまいますが、基本的にはプレイヤーを攻撃してこない善良なところも注目です。
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ゲーム中盤では「エンジニア」との会話シーンも用意されています。ロボットということもあってか、早く電車に乗りたいのに融通が利かず、主人公・P-3はイライラを募らせます。間抜けな見た目と相まってかなり憎たらしいキャラで、イメージ通りで最高にかわいい! PS版と同日に配信される日本語吹き替えも非常に楽しみなロボットです。
劇場に現れる仕掛け
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作中のとある場面で訪れる「劇場」の仕掛けも素晴らしいデザイン。表は不気味な笑顔、裏は骸骨を彷彿とさせる表情を浮かべており、口の中をパイプが循環しています。身体や手も不規則で機械的な動きをする上に、プレイヤーをステージから出さないよう追尾してきます。
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厳密にはロボではなく戦うことはありませんが、作中屈指と言えるこの不気味なビジュアルを初めて見たときは、全身がゾクゾクするような衝撃を覚えました。劇場はストーリー的に重要な場面でもあるので、それも相まって強く印象に残っています。
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このエリアには、サポートが終了した本作のスピンオフ的VRシューター『Soviet Lunapark VR』に登場したロボットが飾られています。明るい笑顔に赤の胴体、青の脚が他のロボットとは少し異なるテイストを感じさせますね。こちらも戦うことはありませんが、一戦交えてみたかったかも……?
テレシコヴァ
本作で数少ない良心(?)、女性型の案内役・テレシコヴァは敵対することのないロボットです。ロボット工学や美術において人間に似せる過程で突然不気味に感じてしまう「不気味の谷現象」が如実に現れた顔をしていますが、本編では彼女に関するイベントが用意されているため、意外にも愛着が湧いてきます。
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突然ロボットが暴れ人々が殺される中、テレシコヴァも恐怖に怯えているのですが、彼女は常に明るく振る舞うように設計されているため惨状でも明るい声で喋ってしまいます。
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他にも、可愛らしい詩を歌うキュートな一面もあれば……。
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他のロボットの模型に対して毒づくちょっと腹黒い一面も。意外と人間らしさのある面も含め、クリア後は彼女の虜になっていることでしょう……多分。
レフトとライト
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主人公・P-3の雇い主であるサチノフ博士の守衛的な存在である「レフト」と「ライト」は、もちろん皆さんご存知でしょう。全身銀色のボディは過剰なほどセクシーな体型をしており、目のやり場に困ります。よーく目を凝らして観察すると、とあるものが見えるという噂も……。
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作中のとある場面では、2人で手を取り合ったかと思えば片方の額から飛び出した針がゆっくりとエロティックにもう片方のお腹を裂き、中からキーを取り出すという謎の儀式を行うカットシーンが登場します。
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このカットシーンはかなり長く制作されていて、ゆっくりと艶めかしい動きで儀式が行われます。筆者はあまりロボットへの性的な興味はないのですが、この儀式は思わずツバを飲んで凝視。とてもドキドキさせられてしまいました。
レフト・ライトは懸賞用に解説された公式Instagramでそのセクシーなプライベート写真(AI生成画像?)も公開しており、Mundfishは本作プレイヤーの趣味を全力で捻じ曲げにきています。
番外編:プリュシ
最後にこちらをご紹介します。ロボットではないのですが、本作に登場する数少ない生体エネミーの中でもダントツで気持ち悪い見た目の中ボス「プリュシ」は、間違いなくプレイヤーの印象に残るでしょう。全身が血管のようなもので構成されているプリュシは伸び縮みする身体を駆使してプレイヤーを攻撃してきます。
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戦闘中プリュシに捕まると専用のQTEイベントが発生するのですが、そこでドアップになるプリュシの顔は衝撃的。チューブのような形になっていて、臭そうな赤い液体を大量に浴びせてきます。ゲームプレイでも銃や電撃が通用しないという強敵ということもあり、なかなかトラウマ度が高い敵でした……。
『Atomic Heart』の世界には、まだまだ強烈で心に強く残るロボットやキャラクターが用意されています。筆者は先行プレイで遊んだ時から「意外とキャラ人気が出そうなゲームだな」と思っていましたが、確かに不気味な魅力を抱えたものばかり。エンジニアや劇場の仕掛けをモチーフにしたキャラグッズなどが出たら、思わず手を出してしまいそうです。もし挙がっていない“推しロボット”がいたら、是非コメントでその魅力を教えてください!
¥7,918
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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