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Dambuster StudiosのテクニカルアートディレクターDan Evans-Lawes氏は、ゾンビサバイバルアクション『Dead Island 2』の開発を引き継いだ時の状態や、“開発地獄”と認識されてきたことについて海外メディアVGCのインタビューに答えました。
11年に及ぶ開発期間
本作は2011年発売『Dead Island』の続編であり、2014年に制作が発表されていました。開発は2012年から始まっていたということから、11年の開発期間を経て2023年2月に待望のゴールド達成が報告されたということになります。その間にデベロッパーはYager Development、Sumo Digital、そして現在のDambuster Studiosへと変更されてきたことが知られています。
2019年から開発を担当してきたDambuster Studiosですが、Evans-Lawes氏によると「ほぼ完全なリスタートだった」ということです。クレイジーで多様なキャラクターや象徴的なロケーションこそ維持されたものの、それ以外は「完全にゼロから着手した」と説明されています。
“開発地獄”の話をよくされることへの開発者の考え
上記のように事実上は4年の開発期間であったにもかかわらず、11年に及ぶ“開発地獄”として話題になることはどう思っているかを尋ねられたEvans-Lawes氏は「確かに初めは心配でした」と語っています。同氏はこのプロジェクトを「毒杯(一見すると良く見えても、実は悪いものの例え)」に思えたと、当時の胸の内を明かしています。
しかしこの“開発地獄”の印象があったおかげで人々の興味をひき、現在のゲームが発表された時に良い意味で予想を裏切ったことで多くの好感を得たとしています。そうした経緯から同氏は最終的に“開発地獄”と話題になることも「悪いことだとは思わない」と前向きな考えとなったようです。
『Dead Island 2』は、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Windows(Epic Games Store)向けに現地時間4月21日に発売予定。日本国内での取り扱いについては不明です。