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5月にサ終を迎える『Apex Mobile』こと『エペモバ』。惜しまれつつスマホ画面から退場してしまう予定の『エペモバ』。そして、今も実力ある選手が続々とインしている『エペモバ』……。
このゲームのランク戦は「ゴールドになってからが本番」ということらしいですが、先日、筆者・澤田の調査用アカウントのランクがゴールドになりました(個人で遊ぶためのアカウントはまた別にあります)。実際、ゴールドからはなかなか勝ち残りが難しくなります。「それは澤田の腕前がザコだから」と言われればそれまでなのですが、降下の段階で賑やかなところを選ぶとかなりの確率で混戦になってしまいます。
しかし、その中にも仲間同士の友情が……!
気温上昇の空の下で
季節は冬から春になり、気温も高くなってきました。
静岡市の気温は既に20℃に達し、それまで着込んでいた分厚いジャケットも不必要になったほど。ああ、やっぱり春はいい! 今年の桜は例年よりもだいぶ早い開花ということで、今からお花見が楽しみです。
そしてお花見には、スマホでできるバトロワゲームが欠かせません。
「外に出てまでゲームをするのか!? 不健康だ!」と言われそうですが、それならお花見のシートの上でトランプやウノをするのは不健康なのでしょうか? みんなでやるゲームが紙からスマホになっただけに過ぎず、90年代を小学生として過ごした筆者は「カラー画面の多人数参加ゲームを外にいながらにしてプレイできる」なんていう環境を、ずっと夢見ていました。
というわけで、今回は気温20度の陽気の下で『エペモバ』をやっていきましょう。
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筆者がこの連載でしばしば言及している通り、『エペモバ』は限界まで過疎化したからサ終を迎える……というわけではありません。平日でも午後6時過ぎにインすれば、割と時間をかけることなくランク戦の定員60人を集められる状態です。
そして、以前と変わらず義理堅いプレイヤーさんが多いこと多いこと!
レイス姉さんは僕らの希望
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ランクがゴールドになってからレベルがぐっと上がるのは先述の通りですが、その分だけ倒れた仲間を決して見捨てない英雄的行為も目立ちます。
たとえば、レイスのディメンションリフトを使った「安全地帯の外にいる仲間の救出」。この仲間は倒れている状態ですが、我らの頼れる姉貴・レイスさんは安全地帯の中に仲間を運んでくれました。一介の野良プレイヤーである筆者がこうして仲間に救われたのですから、やっぱりこのゲームの半分は優しさでできているようです。
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ちなみに、レイスの年齢設定は34歳。筆者と同じ30代だと!? てっきり20代だと思っていたのですが、公式の設定に目を通してみるとレイスはジブラルタルの2歳上、クリプトの10歳上、そして大相撲の玉鷲関の4歳下。てか、筆者の結婚相手にはちょうどいい具合の年齢じゃないか!
仲間を見捨てないゲーム
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『エペモバ』のように「倒れた仲間を救出する」という要素を持つバトロワゲームは、他にもたくさんあります。しかし、実際に「やられてしまったチームメイトを命懸けで救出しよう!」と行動してくれるプレイヤーは、そう多くありません。
今は亡き『生存法則』は最大5人のチームを組むことができましたが、チームメイトがノックダウンしても他のメンバーはそれを無視して戦いに徹することがほとんどでした。これは数発のヒットで敵を倒せてしまうリアリスティックな被ダメ設定が関係していたようで、立ち回りさえ間違えなければたった1人でも十分に戦えたが故の行動なのです(狙撃銃の1撃でノックダウンさせることすらできました)。わざわざ危険を犯してチームメイトを救出するメリットがなかった、ということですね。
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ところが、『Apex Legends』ひいては『エペモバ』の場合“シールド”の概念があるため、1発だけでは絶対にノックダウンさせられません。常にチームメイトとの連携を要求するゲームで、1人の喪失が大幅な戦力ダウンにつながります。
そうした設定が、結果として「レイスがディメンションリフトで安地の外の仲間を救出する」「ジブラルタルが倒れた仲間の前に立って盾になる」といったようなドラマを生んでいます。そして『エペモバ』は、スマホを使って外出先でも「奇跡のドラマ」を体験できる貴重なタイトルなのですが……。
サ終はやっぱり惜し過ぎるぞ、エレクトロニック・アーツ!!!