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Steamで、『CS:GO』のスキントレードに関連したコメント投稿者が、スパム投稿者としてコミュニティ機能からBANされる事態が多発している様です。
6500万円の在庫が凍結されたユーザーから悲痛な叫び
続編の発表もあってますます活気づくSteam人気ナンバーワンFPS『CS:GO』では、武器や装備に適用できるスキンの取引も活発に行われており、時には1億円近い価格で取引される物もあるなどゲームの一大コンテンツとなっています。一方で、ユーザー間での金銭取引が絡んだ例に漏れず、取引における詐欺や、コミュニティでのスパム行為などが問題視されてもきました。
それらを取り締まるため、Steam側ではそういった怪しい取引に関するコメントやスパムをコミュニティに投稿したユーザーに自動で規制をかける機能があるようですが、最近その機能が正規の取引を行うユーザーに対して働いてしまう現象が多発しているといいます。
被害に遭った一人として数多くの取引実績を持ち、45万ドル(約6500万円)分の在庫を持つというGergely Szabo氏も情報を共有しています。氏は「ゲーマーペイ(スキン売買サイト)であなたのm9を購入しました。あなたのトレードリンクが壊れています。修正してください。」というコメントをした数分後にアカウントロックの通知が来たといい、それから24時間以上が経過した現在でもスキンの交換やアカウント変更などのSteamの一部機能が使えない状態にあるといいます。
ツイートでのリプライではこういった一時規制は1~2日で解けるとの情報もありますが、Steamからのメッセージではサポートから連絡を受けるまで機能が復元することは無いとの記載があったそうです。氏は「最悪なことに今朝取引可能になったアイテムを支払い済みの購入者に配布できない。数日待つ人もいれば、すでに払い戻しを求めている人もいる。」と海外ゲームメディアKotakuに話しています。
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スキントレードの明日は何処へ
Steamの運営を行い『CS:GO』の開発元でもあるValveは続編『CS2』でも現在のスキンを全て引き継げることを既に発表しています。今後さらなる成長を期待できるスキントレードですが、Valveが危険な取引の規制と自由な取引の場の提供のバランスをどう取るかによってその先行きは大きく変わってくるように思えます。