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ネクソンのDMCA報告によってSteamストアページが削除されるも、開発元のIRONMACEは徹底抗戦の構えを示している『Dark and Darker』(以下、DaD)ですが、4月14日から予定されていたアルファ#5プレイテストを予告通り開催することが発表されました。
プレイテスト用のゲームクライアントはTorrentで配布
公式Discordサーバーに投稿された声明によると、開発チームは『DaD』を継続させるべく24時間体制で活動を続けているものの、国際的な事柄であるためSteamストアページの復帰に時間がかかっているとのこと。そのため、アルファ#5プレイテストは旧時代的な方法で開催せざるを得なくなったとしています。
声明には、プレイテストに参加に必要なゲームクライアントを取得するためのTorrentマグネットリンクが添付。他のリンクの安全性は確保できないため、公式発表に記載されたリンクのみを使用するように促しています。インストーラーの安全性を懸念するユーザーのためにSHA-256(ハッシュ)も公開されています。
なお、今回のプレイテストは韓国のゲームレーティング規定に抵触する恐れがあるため、韓国のプレイヤーは参加できないとのこと。また、作業時間の不足が原因でローカライズされていない状態でのテスト開催になるとしています。
ネクソン側の反応など今後の展開はいかに
ネクソン側は同社の開発中止タイトルのアセットが流用されていると主張し、Steamストアページの削除や警察によるIRONMACEオフィスの家宅捜索なども行われている『DaD』。一方でIRONMACE側はネクソンの主張には根拠がないと開発時のプログラムの変更履歴を提示して反論しており、事態は泥沼化の様相を呈していました。
その中でのプレイテスト開催は、IRONMACEの『DaD』を継続させるという決意の表れと言えますが、同時にやや強引な印象も受けるものであり、ネクソン側の動きも含めこれからの展開に注目が集まります。