今回は、hinyari9が手掛けPLAYISMから発売された『溶鉄のマルフーシャ』のニンテンドースイッチ版をプレイ！本作は、次々に襲いくる敵兵から国境の門を守り抜くハイテンポシューティングです。
先日行われた「ゲームパビリオンjp」でプレイして以来、容赦のないディストピアな世界観と、2.5Dのドット絵で描かれた可愛い少女とのギャップにすっかりハマって、発売を今か今か待ちわびていたタイトルなんですよね！
◆ディストピアな世界で門を守る少女の物語
妹と暮らすマルフーシャの元に徴兵の手紙が届けられる。マルフーシャの任務はただひとつ。国境の門に近づく敵兵を、武力をもって排除することだ。
マルフーシャの背後にあるのが防衛するべき「門」だ。敵がどんどん攻めてくるので、門を攻撃されないように迎撃する。
敵は門にしか攻撃してこないので、マルフーシャがダメージを食らうことはない。少女が怪我をするところを見なくてすむのは精神的に助かるわ。
全ての敵を倒すと一日が終了する。そしてお楽しみのお給料タイムだ！
基本給18に対して、所得税や厚生年金、家賃や光熱費など色々差っ引かれて、残ったのはたったの5だ。仮に日本円として考えると、額面18万円の手取り5万円といったところか。取りすぎだろ！
手に入れた給料を使って、武器の購入やステータスアップが出来る。配られるカードはランダムなので、欲しいカードが出なければ購入せずに翌日に進むか、お金を払って引き直すかを選ぶ。
初期装備のハンドガンは、攻撃力が低い上にマガジン容量も少ない。それにリロード速度も遅いので、お金を貯めて武器を買い替えるのが先決だな。しばらくハンドガンで我慢だ。
◆税金取られすぎ！これがディストピア……！
メインの武器には、アサルトライフルやサブマシンガンなど6種類のバリエーションが存在する。それぞれマガジン容量やリロード速度に一長一短があり、どれを選ぶか悩ましいところだ。
まずはアサルトライフルを使ってみた。ハンドガンに比べるとマガジン容量が段違いなので、門を攻撃される前に撃破できるな！リロードはちょっと遅めかな。
それぞれのメイン武器には“上級”と名付けられた強化版も存在するが、当然通常の武器よりもお高い。もうちょっと懐に余裕が出来てから買い替えようと思っていた矢先……
新たな税金の導入により、給料から引かれる額が増えた！
そう、経過日数に応じて住民税や介護保険料など、税金の種目がどんどん増えていくのだ。基本給も上がっていくんだけど、引かれる額もどんどん増えていくため、結局5～10程度のお金しか手元に残らない。なんて世知辛いんだ。
メイン武器以外にも、様々な効果を持つサブウェポンや、バリケードや地雷といった防衛設備が購入できる。業務に必要な装備や設備はタダで支給してよ！
一定日数が経過するごとに、宿舎のパートに移行する。宿舎では、食事や飲み物、シャワーが行える。選んだものによってステータスが上昇するので、何を行うかは上げたいステータスで選ぶといいだろう。
僕は、集弾性とリロード速度を上げたかったのでシャワーを選択した。もちろん他意はない。
◆頼れる仲間と共に迎えるエンディングは……
さらに日数が経過し、マルフーシャは能力が高く評価され、内門防衛任務への移動を命じられた。この頃になると、耐久力の高い大型の敵も出現するようになり、アサルトライフルのマガジンが空になっても倒しきれないことが増えてきた。
なのでアサルトライフルからスナイパーライフルに武器チェンジ！連射速度は遅いが、与えるダメージは段違いに大きい。敵のHPがゴリゴリ削れていって気持ち良い。
ただ、マガジン容量が少な過ぎるので、小型の敵の大群には対処しきれないのが難点だな。そんな時に役立つのが仲間の存在だ！
武器と同じようにお金を払って、それぞれ異なる武器を所有した仲間を雇用できるのだ。
武器も仲間の雇用も自腹って、それって雇われ傭兵なんじゃ……と思ったが、ここはそんな理不尽がまかり通ってしまうディストピアな世界。諦めるしかない。
自分がサブマシンガンなどの連射力に優れた武器を使っている時は、スナイパーライフルのような攻撃力に優れた装備の仲間を雇用するとバランスが良さそうだな。
武器には耐久力が存在し、0になるまで使い続けているとハンドガンに戻ってしまう。耐久力が完全に無くなる前に買い替える必要があるんだけど、万が一忘れた時でも仲間が居れば意外となんとかなる。頼もしいわ～。
そんな頼もしい仲間の力もあって、なんとか80日まで生き残れていた。だが、敵国からの大規模攻撃を受け、我が国の情勢は悪い。
敵兵の目標が門ではなく兵士個人へ向けられ、憩いの場であったはずの宿舎が戦場となっていた。
敵の猛攻を切り抜けた先に待ち受けるエンディングは、ぜひ皆さんの目で確かめて欲しい。
また、ストーリーのあるメインモード以外にも、ひたすら敵を倒していくチャレンジモードも存在し、ここではマルフーシャ以外の少女兵も操作可能だ。
当然、それぞれのキャラクターにシャワーシーンが用意されているぞ！！
1時間ほどでメインモードを一周クリア出来ました。その後は全てのエンディングをコンプリートしてチャレンジモードに挑んでおり、15時間ほどプレイしていました。
全体的な難易度は易しめで、アクションやシューティングに慣れていない方でもとっつきやすいと思います。一周にかかる時間が短いので、短時間でちょろっと楽しむのにも向いています。
仲間たちは、雇用する時には名前さえわかりませんが、それぞれ一人ひとりに個性やバックボーンがあります。宿舎パートでは会話イベントもあるので、お気に入りの仲間とも出会えるでしょう。僕が一番好きなのはアリビナちゃんです！ぜひあなたの手で、マルフーシャちゃんを含む少女兵たちをエンディングに導いてあげてください！
コンソール版『溶鉄のマルフーシャ』はPS4/PS5/Xbox One/Xbox SeriesX|S/ニンテンドースイッチ向けに配信中。PC版はSteamにてリリースされています。
