
『Fallout: New Vegas』や『アウター・ワールド(The Outer Worlds)』などで知られるデベロッパーObsidian EntertainmentのディレクターJosh Sawyer氏は、2009年に開発中止となった「エイリアン」原作RPG『Aliens: Crucible』に関する思い出を自身のTwitterにて語りました。
進まない開発
Josh Sawyer氏によれば当時Obsidianにはディレクターは存在せず、各リーダーは全員同等とみなされていたそうです。そのため、リーダーの意見がまとまらず機能不全に陥ることが多々あったそうです。ゲームの進行は非常に遅く、特に実用的なレベルを作るのに苦労したのだとか。当時パブリッシャーのセガとは別のゲーム『Alpha Protocol』も開発しており、結局そちらが優先されたとのこと。
教訓を学んだ
『Aliens: Crucible』にはクールなアイデアが多数あったもののそれだけでは発売できず、プレイ可能なレベルがなければ大したゲームにはならないということが、経験から学んだ最大の教訓としています。
『Aliens: Fireteam Elite』は後継者?
最後にJosh Sawyer氏は2021年に発売された『Aliens: Fireteam Elite(エイリアン:ファイアーチーム エリート)』に触れ、少人数のチーム、三人称視点、設置物やサポートアクションへのフォーカスなど『Aliens: Crucible』との類似点を挙げて、アイデアが実際に楽しくなることがわかって良かったと締めくくりました。