戦争はなんでもやっていいわけじゃない―赤十字がゲームで戦争のルール学べる取り組みをストリーマーと実施 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

戦争はなんでもやっていいわけじゃない―赤十字がゲームで戦争のルール学べる取り組みをストリーマーと実施

戦争犯罪禁止縛りプレイや『フォートナイト』の独自ゲームモードを通じて学べる。

ゲーム文化 カルチャー
戦争はなんでもやっていいわけじゃない―赤十字がゲームで戦争のルール学べる取り組みをストリーマーと実施
  • 戦争はなんでもやっていいわけじゃない―赤十字がゲームで戦争のルール学べる取り組みをストリーマーと実施
  • 戦争はなんでもやっていいわけじゃない―赤十字がゲームで戦争のルール学べる取り組みをストリーマーと実施

『コール オブ デューティ』などのシューターをプレイすれば、プレイヤーは簡単に戦争の世界に入ることができます。そんな中、赤十字国際委員会(ICRC)がゲーム内で戦争犯罪を学べる取り組みを人気ストリーマーと提携して行っています。

戦争にもルールはある。ゲームで戦争犯罪を学べる取り組み

「Play by Rules」と名付けられたこのイベントは、実際の戦争におけるルールをゲーマーが学ぶことで、周知や教育に役立つことを目的としたものです。

ゲーム内で起きるような戦争が他人事ではない人々の被害を知ってもらうため、現実の戦争のルールをベースに戦争犯罪を侵さずにシューターを遊ぶという取り組みをストリーマーと提携して行います。

『コール オブ デューティ ウォーゾーン2.0』

このイベントでは、『PUBG: BATTLEGROUNDS』や『フォートナイト』、『コール オブ デューティ ウォーゾーン』や『レインボーシックス シージ』、『Escape from Tarkov』といった人気タイトルを戦争のルールを守りながらプレイ。Twitchチャンネルで定期的に配信されています。

今回のイベントでプレイヤーに課せられるルールは以下の通りです。

  • ダウンした敵や反応のない敵を撃ってはいけない

  • 非暴力的なNPCをターゲットにしない

  • 民間の建物を狙わない

  • 医療キットを全員に使用する

『フォートナイト』に独自モードも!

加えて、独自のモードが作れる『フォートナイト』では戦争犯罪を学べる独自のモードも配信しています。気になる方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか。

なお、ICRCは過去にも『Arma 3』のDLC「Law of War」にて、ゲームコンテンツそのものを通じて同様の啓蒙を行っています。ミリタリーシムにもかかわらず主なプレイヤーキャラクターは人道支援組織に属し、銃を撃たずに人々を助けたり地雷を解除したりするパートも含まれた内容となっていました。なお、同DLCで売り上げた17万6,667ドルはICRCに寄付されたとのことです。

戦争は犠牲を伴う国家間の戦いですが、非人道的なことをなんでもしていいわけではありません。ウクライナ侵攻にてロシアによる戦争犯罪が指摘される昨今、私たちの身近にあるゲームを通じて戦争犯罪について知っておくことは良いことかもしれません。

《みお》

取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. “この世界にはそのうち帰ってくるよ”ストリーマー「関優太」が契約終了に伴い、12月31日をもって「ZETA DIVISION」退団へ

    “この世界にはそのうち帰ってくるよ”ストリーマー「関優太」が契約終了に伴い、12月31日をもって「ZETA DIVISION」退団へ

  2. 東京都主催の『スト6』ゲーム大会、女性キャラの水着コスチュームが使用禁止に―“良い子”たちに配慮か

    東京都主催の『スト6』ゲーム大会、女性キャラの水着コスチュームが使用禁止に―“良い子”たちに配慮か

  3. 上半身だけのパートナーと接合した状態で旅を進める!ポストサイバーパンク・サバイバルホラーRPG『GRAFT』

    上半身だけのパートナーと接合した状態で旅を進める!ポストサイバーパンク・サバイバルホラーRPG『GRAFT』

  4. eスポーツ大会でまさかの不正行為も、所属チームは普通に敗北…。当該選手はチームからも除名へ

  5. オープンワールドキャンプ冒険ゲーム『The Gold River Project』2026年1月に早期アクセス開始決定!

  6. 「俺の“ポケモン”見て……!」何故か下品に見えてしまう『ポケモンスタジアム』モーション切り抜きGIF映像、謎の流行

  7. 知ってた?「トップガン マーヴェリック」の体感アーケードフライトSTGが日本に来るぞ!!【アミューズメント エキスポ 2025】

  8. 2026年の『テイルズ オブ』リマスタープロジェクトは“さらに過去の名作”が対象に。シリーズ完全新作についても語られた「30周年記念動画」

  9. 『SILENT HILL f』加藤小夏さんらに続き、シナリオ担当・竜騎士07氏が実況プレイ!裏話やデザイン解説も飛び出す興味深い内容

  10. 勇者も魔王もいない自由放浪探索系RPG『みちくさワンダラー』クラウドファンディング実施中。広大な世界に名を残せるかも

アクセスランキングをもっと見る

page top