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2023年4月30日、コナミデジタルエンタテインメント主催によるインディーゲームの展示・即売会『Indie Game Connect 2023』が開催されました。本稿では、プレイアブル出展されていた『BANDIT KNIGHT』の試遊レポートをお届けします。
ひたすら盗み続ける「スティール」アクション!
Game Floatの制作による本作は、BANDIT(盗賊)の名に恥じない見下ろし型の2.5Dスティールアクションゲームです。プレイヤーは盗賊ギルドの中から1人を選択し、拠点でクエストを受けて目的地に出発。あとはそこで取って、採って、盗りまくる!この上なくシンプルです。
街を駆け回り、金目の物を見つけたらひたすらスティール。ボタン一つで目の前にある複数のアイテムをいっぺんに取れるので爽快感はバツグンです。武器屋、防具屋の商品をすべていただくなどというのは朝飯前で、なんなら道端に咲く野花すら"盗め"ます。
盗んだ物の総重量が限界を超えると移動速度が極端に落ちてしまいますが、そんな時はエリアに点在するアイテムボックスへ戦利品を納入すれば再び身軽になれます。
また、衛兵の近くで盗みを働くとこちらに視線が集中し、じろじろと怪しまれました(思いっきり盗んでいるので当然ですが)。うまく彼らの目をも“盗みながら”仕事するか、いっそのこと攻撃して黙らせてしまうかなど、盗みへのアプローチにもバリエーションが出そうです。
無事にクエストの制限時間である5分が経過すると、拠点に戻って戦利品を換金。合計額に応じてレベルが上昇し、各種ステータスが上がることでより一層盗みに精を出せるようになります。“辞めどきが分からないゲーム”になりそうな予感を感じさせるタイトルです。
試遊のクエストで訪れた町はかなり広く、現状では「どれだけレベルを上げてもおそらくすべてのアイテムを盗むのは不可能」とのことでしたが、レベル次第、効率次第できっちり盗みきれるステージなどもあると、より一層プレイに熱が入るのではと感じました。
『ドラクエVI』を初めて遊んだ時の感動が原点!
ブースには制作を手がけるGame FloatのAmeoさんがいらっしゃったので、少しお話もうかがってみました。
――グラフィックに懐かしさがあって惹かれますし、「取って、採って、盗りまくる」のも爽快感満載で楽しいです。発想の原点はどのようなところにあったのでしょうか。
Ameo昔スーパーファミコンの『ドラゴンクエストVI』を初めて遊んだとき、タンスなどを調べると引き出しが開いたままのグラフィックになることにすごく感動したんです。盗賊に転職してレミラーマの呪文を覚えて、世界中のお宝を探すのが楽しかったなぁ……。本作にはあの頃の思い出が詰まっています。
――文字通りの"盗賊プレイ"を楽しんだわけですね!『ドラクエ』でいうなら、グラフィックも『VI』を思わせる雰囲気があります。
Ameoそうですね!ビジュアルは『ドラクエVI』や『オクトパストラベラー』に影響を受けています。
――発売はいつ頃になりそうですか?
AmeoPCで、2024年春を目標にしています!
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