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子どもにも大人にも人気の童話「くまのプーさん(Winnie The Pooh)」原作の著作権が切れたのは2022年1月1日のこと。その直後の2022年2月には、プーさん&ピグレットが登場するホラー映画「プー あくまのくまさん(Winnie-the-Pooh: Blood and Honey)」が劇場公開されました(日本公開は2023年6月予定)。
「赤ずきん」がモチーフの謎めいたホラーゲーム『The Path』、「不思議の国のアリス」の世界が崩壊した『Alice: Madness Returns』など、昔話や童話からホラーへの転換の相性の良さは今に始まったことではありませんが、パブリックドメイン化された「くまのプーさん」にその影響が及ぶのは時間の問題だったようです。
パブリッシャーのB21がSteamストアページを公開した『Hunderd Acre Wood』はインディーズ作品で、「くまのプーさん」がモチーフのサバイバルホラーゲームです。
童話でプーとその仲間たちが住む架空の土地「100エーカーの森」は異世界の力によってねじ曲げられてしまい、プレイヤーはくまのプーさんの追跡をかわしながら、クリストファー・ロビンの救出を目指します。美しく平和だった森に何が起きたのか?暗闇に潜む敵の目をかいくぐりながら、プレイヤーは森の各地を自由に探索。パズルを解き、かつて子供たちの避難所だった廃墟を発見し、情報を集めて「100エーカーの森」を暗く危険なものに変えた原因を探っていきます。
「100エーカーの森」を自由に探索しながら、童話の登場キャラにも出会える
原作に出てくるゾゾ、ウーズル、そしてイーヨー、ピグレット、カンガらのキャラクターはゲーム内にも登場。プレイヤーに協力し助けてくれる存在のようです。
今のところ発売日は未定ですが、海外メディアは『Hunderd Acre Wood』に対して好意的な様子で、「100エーカーの森が古典的な物語とホラー要素を上手く組み合わせてくれるのを期待したい」「Wishリストにいれたいタイトルの1つ」「今後のホラー系インディーゲームにおける最大のサプライズのひとつになるかもしれない」など、期待を込めたコメントが見られます。
先述の映画『Winnie-the-Pooh:Blood and Honey』は香港・マカオで公開中止に。ゲームでは台湾のホラー『還願』が、やはりプーさん関連で一時販売中止になるなど、原作とは関係ないところでセンシティブな事情を抱えてしまった「くまのプーさん」ですが、『Hunderd Acre Wood』のリリースが待ち望まれます。
¥12,900
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