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Dinosaur workshopは、VR向けアクションアドベンチャー『VR 森の美女 大乱闘スマッシュブラザーズ(VR Animal Kids Rumble)』のSteamストアページを公開しました。
VR世界の森でクマや恐竜を集めてバトル!
本作は、VR世界に生息しているさまざまな動物と戦いながら集めていく作品。森を探検しながら様々な動物を発見し、バトルに勝つことでプレイヤーは新たにその動物を使用できるようになります。森の中にはラクダやサイなどの動物だけでなく、絶滅した恐竜なども存在しているようですが……。
それぞれの動物には異なる属性と特性があるため、対戦相手によって適切な戦略を練ることが勝利の鍵となるようです。ゲームが進行することで新たな動物との対戦もアンロックされていきます。また、対戦ではジャンプや攻撃などの操作を駆使した戦いが楽しめるようです。
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ところでどうやってそのタイトルに?
本作でどうしても気になるのが、その日本語タイトル『VR 森の美女 大乱闘スマッシュブラザーズ』。英語名では『VR Animal Kids Rumble』という比較的わかりやすいタイトルなのですが、なぜ日本語版は「大乱闘スマッシュブラザーズ」という、何者も恐れないような衝撃的なタイトルが付いているのでしょうか?
本作は英語/日本語/韓国語/中国語(繁体字)/中国語(簡体字)の5つのタイトルが用意されています。Steam非公式データベース「SteamDB」を参考に、まず5つの言語でのタイトルを紹介します。
english:『VR Animal Kids Rumble』
japanese:『VR 森の美女 大乱闘スマッシュブラザーズ』
koreana :『VR 애니멀 키즈 럼블』
schinese :『VR森林宝贝大乱斗』
tchinese:『VR森林寶貝大亂鬥』
ここで注目したいのが、中国語の「大乱斗」「大亂鬥」の文字です。中国では『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』は、繁体字で「任天堂明星大亂鬥特別版」、簡体字で「任天堂明星大乱斗特别版」と書かれています。つまり、この「大乱斗」「大亂鬥」のどちらかを日本語訳したことで、なぜか翻訳が「大乱闘スマッシュブラザーズ」という名前になってしまったと思われます。
もうひとつの「森の美女」ですが、こちらは中国語の「寶貝」には“宝物”や“かわいい子供”などの意味があるようです。そこから「Baby(子供)」の単語が転じて恋人や美女に対する意味としての「美女」になり、中国名タイトルの「森林」と融合して「森の美女」が誕生したのではないでしょうか。
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しかし、単純に翻訳していては「大乱闘スマッシュブラザーズ」まではなかなか変換できないような気もします……。「森の美女」に関しては、VRなのでもしかしたら“動物視点では登場する恐竜やサイがめちゃめちゃ森にいる美女”なのかも知れません。いずれにせよ、いろいろな意味で注目してしまうタイトルですね!