中年男性が日常の輝きを『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』で取り戻す海外CMが、国内で話題を集めています。ニンテンドーオーストラリアが手掛けるこのCMは、本稿執筆時点で150万再生を超えています。
2分弱で描かれるこのCMは、どこか浮かない顔でバスに揺られて出勤する中年男性にスポットが当てられています。彼は愛する家族と仕事を持っているものの、なにかつまらなそうな表情をしていますが、『ゼルダの伝説 ティアキン』のプレイを機に、日常の彩りを取り戻します。
『ゼルダの伝説 ティアキン』に登場する自然やアクション、本作の核ともいえるウルトラハンドを用いたオブジェクトの組み合わせによる試行錯誤で得られる達成感が、彼の表情を明るくし、いつもの景色もまた違った色彩を与えるという内容です。
海外メディア(Kotaku)によると、このCMは日本のAmazonに投稿されたいつもと同じつまらない景色が違ってみえる。 (amazon.co.jp)がモチーフと言われています。
このレビューでは、“所謂リーマンと呼ばれる社会人”が満員電車や連日の残業によって精神的な苦しさのなか、何気なく手に取ったニンテンドースイッチと『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』によって、電車から見える名も知らぬ山を「登れそう」と思った瞬間、涙が溢れて止まらなかったと綴られています。
CMではやや柔らかい表現になっているものの、確かにレビューと一致する部分はあります(もっとも、日本の満員電車でスイッチを起動してプレイするのは難しそうですが)。ゲームプレイしなくなった大人になったからこそ、刺さるものがあるのでしょう。
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「Rediscover your sense of adventure(冒険心の再発見)」と題されるCMの通り、幼いころに誰もが持っていたアドベンチャー心を呼び起こす『ゼルダの伝説 ティアキン』は、現在ニンテンドースイッチ向けに発売中です。