任天堂が2022年12月2日に発売した『マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル』の売上が芳しくなかったことについて、ユービーアイソフトのCEOが後悔の念を明かしています。
商業的に芳しくなかった『マリラビ』続編
本作は、2018年に発売された『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』の続編として開発されたターン制ストラテジーです。おなじみマリオファミリーとその姿に扮したユービーアイのマスコットキャラ・ラビッツが、宇宙のピンチに立ち向かいます。

マス目のないユニット移動やフィールドで謎を解いて探索するなどストラテジーとしては意欲的な要素が盛り込まれ、メタスコア86点を記録するなど批評家からも高い評価を得た本作ですが、残念ながら売上はユービーアイソフトの期待を下回り、「優れた評価と評判、野心的なマーケティング計画にも関わらず予想よりも遥かに低い」と言われるほど芳しくありませんでした。
「次世代機まで待てばよかった…」CEOの後悔
ユービーアイソフトのCEOであるイブ・ギルモ氏はGameIndustry.bizのインタビューに対し、後悔の念を明かしました。すでにスイッチでは前作『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』を発売していたため、1台のゲーム機で2つの似た体験のゲームを出すことになります。
そこに対し任天堂側から、「各機種で1作ずつ出した方がいい」とアドバイスされていたそうですが、それを聞き入れずにリリースしてしたことが、この売上不振につながるひとつの要因だったと考えているようです。ギルモ氏は「我々は少し早すぎた、次世代機を待つべきだった」と述べています。

『マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル』は、ニンテンドースイッチ向けに現在発売中。DLCの配信も予定されているので、ストラテジーに興味のある方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。