今回は、アトラスから発売された『世界樹の迷宮 HD REMASTER』のニンテンドースイッチ版をプレイ!本作は、オリジナルキャラクターを作成してパーティを組み、巨大な地下樹海の迷宮を冒険する3DダンジョンRPG『世界樹の迷宮』のリマスター作品です。
ニンテンドーDSから発売されたオリジナル版は、タッチパネル画面に直接マップを書き込むという、ハードの特性を活かしたシステムが特徴でした。
本作では、各職業の新規イラストを含めてキャラメイクの自由度がアップされているほか、自動で地図を書いてくれる「オートマップ」、戦闘中の敵の情報が見られる「ディクショナリー」といった便利な機能が追加されています。
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『世界樹の迷宮』シリーズとしては5年もの間が空いていたのですが、僕は去年からずっとセールで購入したシリーズ7タイトルをプレイしていたので、あまり久しぶりな気がしないんですよね。
◆迷宮に挑む若き冒険者「おじさん」!
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小さな街エトリアで、地下に広がる樹海が見つかった。「世界樹の迷宮」と呼ばれるその樹海に幾人もの冒険者が挑むも、いまだ誰も踏破出来ていなかった。今日もまた富と栄誉を掴むため、迷宮に挑もうとする若き冒険者の姿があった。
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プレイヤーこそがその若き冒険者だ。まずは冒険者ギルドで自分のギルドを作る。ギルド名は「おじさん」に決定!続いて冒険者を登録しよう。
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ソードマンやパラディンなどの前衛職、メディックやアルケミストなどの後衛職からなる7つの職業が存在する。パーティの盾役や回復役など、バランスを考えなきゃな。
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前衛は、盾役のパラディン、サポート系のスキルを使えるダークハンターとレンジャー。後衛には魔法使いタイプのアルケミスト、僧侶タイプのメディックの組み合わせにしようかな。
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冒険者の名前は、絵日記でもお馴染みの大原くんと飼い猫の名前を借りた。
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オリジナル版をプレイしていた時は気軽に名前を借りられる友人が居なかったので、職場の上司のおじさんの名前を借りて冒険者を作っていたんだよな。その時のギルド名も「おじさん」だった。
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迷宮に挑む前にミッションを受注する。地図の書き方や探索のアレコレを学ぶチュートリアルだ。『世界樹の迷宮』シリーズの全作をプレイしている僕にとってはお遊びみたいなもんだな。ふふん!
◆マッピングガチ勢も初心者もニッコリ!
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まず最初に挑むのは、第1階層「翠緑ノ樹海」のB1Fだ。ここから地下に向かってどんどん潜っていく。
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迷宮内では、メイン画面と地図画面に分割されて表示される。メイン画面のみを表示させることも可能だ。
通常はまっさらな状態から地図を書いていくんだけど、B1Fでは最初から少しだけ記入されている。携帯モードでの地図の記入は、コントローラー操作に加えて画面タッチでも行える。
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ニンテンドーDS Liteと比較するとこんな感じの画面サイズだ。タッチペンを使用しなくても、指でも十分書きやすいな。
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小学生の頃にダンジョンゲームをプレイしていた時は、方眼紙に迷宮の地図を書き込んで遊んでいた。しかも色鉛筆で色分けまでするマッピングガチ勢だったんだなあ。
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本作には、歩いた場所が自動で塗られるオートマップモードがあるので、ガチ勢以外でも気軽にマッピングが楽しめそうだ。
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戦闘はコマンド選択式で、通常攻撃やスキルを選んで戦う。が、まだ何のスキルも習得していないので、パラディンもアルケミストも通常攻撃でぶん殴る。
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レベルが上がるごとにスキルポイントが付与され、新しいスキルが習得できる。攻撃スキルや防御スキル、ステータスを上昇させるものや、迷宮内で素材を採取できるものなど様々なので、同じ職業でもプレイヤーによって個性が出るだろう。
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B1Fの地図を全て埋めたわけではないが、許可が出たのでB2Fに行ってみよう。
◆糸買い忘れたら徒歩帰還。死なないようにね……
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本作のバトルはランダムエンカウント式だが、一部の敵は迷宮内を徘徊しており、接触するとバトルが始まる。
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F.O.Eと呼ばれるその敵は、ランダムエンカウントで戦う敵より段違いで強く、多くの『世界樹の迷宮』プレイヤーにトラウマを与え続けている。
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パーティの盾役のパラディンを一撃で屠り、ダークハンターが弱体化を与える暇もなく、前衛がまとめてやられてしまった。
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一瞬で街まで戻れるアイテム「アリアドネの糸」を買い忘れた場合は、来た道をそのまま戻らなければ街へは戻れない。シリーズ経験済みの僕はすっかり調子こいており、うっかり糸を買い忘れる痛恨のミスをかましていた……。
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命からがら街へと帰還できたので、敵を倒して手に入れた素材を売り払おう。売った素材に応じて装備やアイテムが店に並ぶようになる。
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素材は敵を倒して手に入れる以外に、迷宮内の採取スポットからも手に入る。採取用のスキルを覚えさせた専用パーティを作っておけば採取が捗るな。ちなみに冒険者はTwitterのフォロワーの名前をお借りした。
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冒険者は全部で30人分作れるので、最初に作ったパーティ以外に、2軍・3軍のパーティを作って色んな戦い方を模索するのも良いだろう。迷宮探索を進めていく内に新しい職業が解放されるので、1軍の冒険者と入れ替わる時もある。
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ブシドーの新しいキャラグラフィック、めっちゃ可愛いな……。
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思い入れのある初期メンでも、戦力増強のために泣く泣くスタメン落ちさせなきゃいけない。辛いけどほら、やっぱりパーティメンバーは女の子が多い方がさ。ね……?
35時間ほどでクリア出来ました。
採取パーティを含め、15名の冒険者を作ってプレイしていました。時には自分の名前をつけた「吉田おじさん」すらスタメン落ちさせ、色んな組み合わせで楽しんでいましたね!
難易度は三段階あり、一番易しいPICNICでプレイすれば、3Dダンジョンゲーム初心者の方でもほとんど詰まらずプレイ出来ると思います。
腕に覚えがある方なら、一番難しいEXPERTで挑めば緊張感マシマシの迷宮探索が楽しめます!僕はまあ真ん中の難易度のBASICで挑みましたが……!
3Dダンジョン初心者だけでなく、当時オリジナル版をプレイした方にもおすすめです!
『世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER』はニンテンドースイッチ/PC(Steam)向けに発売中。通常販売価格は8,980円(税込)です(Amazon.co.jpでは上記のとおり)。また、ダウンロード版では各作品の単品販売も実施されています。それぞれ価格は4,467円(税込)です。