マイクロソフトのXbox部門最高責任者であるフィル・スペンサー氏は、先日行われたマイクロソフトへの米連邦取引委員会(FTC)による訴訟の審理にて、ソニーがPS5の開発キットを送らなかったために『マインクラフト』のPS5版は生まれていないと語ったことを海外メディアThe Vergeが報じています。
PS5版マイクラが存在しない理由を求めたFTCへの回答か
この発言はFTCによる「PS5向けのマインクラフトがいまだに存在しないのはソニーへの攻撃ではないか」との申立てに対するものとみられ、「ソニーは私たちに PlayStationの開発キットを出荷することに消極的でした。PS5でのMinecraftの開発が遅れてしまったのはそのせいです。」と弁解しています。また、「PS5で動作する『マインクラフト』は既に存在しています。」とPS4版の存在をアピールしました。
Xbox Series S|X版も存在せず、発言に疑問の声も
なお、『マインクラフト』にはXbox Series S|Xへの最適化エディションが発売されているわけでもなく、FTCとスペンサー氏双方の発言について疑問の声もあがっています。
※UPDATE(2023/6/26 21:55):記事公開時「公聴会」としてましたが、正しくは「訴訟の審理」でした。修正し再公開しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。