デザイナーのdott氏は名作RPG『クロノ・トリガー』序盤の1シーンををHD-2D風の表現で再現した映像を投稿しました。
JRPGをこよなく愛するクリエイターがUE5を利用し独学で再現
『クロノトリガー』は平成最高のRPGとも称され、1995年3月の発売から30年近く経った今も愛される名作。投稿された映像はそんな名作が「もしもHD-2D技術でリメイクされたらこんな感じかなあ」とイメージし、物語冒頭のリーネ広場「ガルディア建国千年祭」を再現した物だといいます。
HD-2Dとはスクウェア・エニックスの開発した、2Dのドット絵と3DCGの画面効果を融合し、ドット絵のレトロ感や視認性の良さはそのままに現代的なグラフィック表現を実現した技術のこと。『オクトパストラベラー』で実装されて以降様々な作品で利用されています。dott氏はJRPGをこよなく愛しているといい、HD-2D表現について独学で研究しているとのことで、今回の映像はUnreal Engine 5を利用したその成果とみられます。
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ファンアートの一環としての映像で販売、配布等の予定はなし
なお、本映像は「開発中のゲーム」ではなくあくまでファンアートの一環としての映像であり、販売、配布等の予定は一切ないことが注意されています。それでも映像へのコメントは国内外から賞賛の声で溢れ、実際に同様のリメイクが行われることへの期待を綴るユーザーも多いことが確認できます。
高い人気の作品であることを思えば、いつの日か本当にスクウェア・エニックスの手によるHD-2D『クロノ・トリガー』が見られる日も来るのでしょうか。