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『レインボーシックス モバイル』クローズドテストプレイレポ―高い戦略性と細かなUIで遊びやすいが、決してカジュアルではない

『レインボーシックス モバイル』は現在公式サイトにて事前登録を受付中です。

連載・特集 プレイレポート

ユービーアイソフトは、基本プレイ無料のタクティカルFPS『レインボーシックス モバイル』をiOS/Android向けに配信予定です。

本作は、全世界で8,500万人以上にプレイされている『レインボーシックスシージ』をベースにしたモバイル向けの新作FPS。プレイヤーは5vs5のチームに分かれ、さまざまな能力やガジェットを持つ攻撃・防衛のオペレーターを使用しながら勝利を目指します。

モバイル版では、登場オペレーターの見た目やマップの一部などを調整したほか、タッチ操作で遊びやすいようなさまざまな最適化を行っています。また、オペレーターごとにレベルがあり、使い込むことで新たな装備や見た目などを入手可能な、やりこみ要素も存在しています。


本稿では、現在クローズドテスト開催中の『レインボーシックス モバイル』のプレイレポートをお届けしていきます。

『シージ』をベースにした戦略性の高いルール

クローズドテストに用意されているルールは「爆弾(マップのどこかに設置された爆弾を時間内に止める/守る)」と「エリア確保(指定エリアを時間内に確保/守る)」の2つのルールがあります。マップは「銀行」「国境」「クラブハウス」の3種類で、ゲーム内ではこれらのマップとルールをローテーションしながら遊んでいく方式です。

ゲームモードは、カジュアルに遊びやすい3ラウンド制の「クラシックミックス」、5ラウンド制で弾薬が多い「対戦ミックス」のほか、チームデスマッチの「シュートアウト」というがプレイ可能。そのほか、難易度低めのAIを相手にして対戦する訓練モードも用意されています。

最初に親切なチュートリアルも用意されています。

各ラウンド開始時には準備フェイズがあります。このフェイズ中に攻撃側はドローンを操作して目標や敵を探し出し、防衛側は壁の補強やガジェットの設置などを行います。防衛の補強壁の数はチーム共有なので、無駄遣いは厳禁です。最初の設置/偵察フェイズでチームに有利な状況を作り出せば、勝負の流れを大きく決めるといっても過言ではありません。

防衛側で重要なのが、マップに設置されたカメラを使用すること。プレイヤーはいつでもカメラにアクセスして情報を得ることができます。逆に攻撃側はカメラを破壊することで相手に情報を与えないことや、ドローンで相手の情報を知ることも戦略として大切です。

ゲームの基本的な流れは『レインボーシックスシージ』とほぼ変わりません。カメラやガジェットを駆使して敵の位置や構成などの情報を掴み、いかにして有利なポジションを確保していくかが重要です。

必要なアクションが多い作品だけにUIも賑やか

本作に登場するオペレーターは、それぞれ独自の効果を持つ専用ガジェットを持っているほか、グレネードや展開型シールド、有刺鉄線といった共通ガジェットを装備しています。また、メインとサブの2つの銃器を携行しています。

各分野の専門家ということもあり、オペレーターたちはさまざまな武器や装備を装備していて、しかも戦闘中はそれを駆使しなければなりません。本作は移動や射撃のほか、さまざまなアクションをタッチ操作で行うのですが、モバイル向けの最適化はしっかりと行われています。

UIはかなり賑やか

基本的に移動は左側のタッチ操作で行うほか、銃を構えた際のリーン(傾き)といった微調整に使用。右側では銃器の構えや射撃、ガジェットの選択としゃがみや乗り越え、ラペリングなどのアクション、味方への指示などに使用するため、少々操作量は多めです。

特に射撃はモバイルFPSに慣れていないと少し難しいかも知れませんが、本作には範囲内に入った敵にオート射撃する“タクティカルフォーカス”という機能も用意されています。この機能はとても強力なのですが持続時間が短く、常に使えるわけではないので、カバーできる場所などを見つけ、リロードを含めた余裕を持たなければ使用するのも危険です。

ゲーム内では敵の索敵、壁やオブジェクトの破壊、敵ガジェットの対策、ときにはラペリングから窓を壊して敵を狙撃するなど、状況やオペレーターによってやらなければならないことが満載です。タッチ操作と、ある程度のサポートでプレイ自体はしやすいのですが、テクニカルな動きを身につけるにはかなり時間が必要そうな印象です。

誰を選ぶか、その構成から重要です。

オペレーターをアンロックして鍛えよう!

『レインボーシックス モバイル』に登場するオペレーターは全20種類(攻撃/防衛の新兵含む)。ゲーム内では、チュートリアル終了後にもらえる攻撃側オペレーター“SLEDGE”と“新兵”以外のキャラクターはすべてリクルート(アンロック)しなければなりません。

オペレーターをリクルートするためには「オペレーターチケット」が必要です。このチケットを持っていれば、試合で対応するオペレーターを使用可能になり、チケットを一定数消費することで、対象のオペレーターをリクルートできるようになるのです。

リクルートに必要な消費チケット数はオペレーターごとに異なります。チケットの入手はバトルパスの報酬から可能で、チケットパックの内容はある程度ランダムになっていると思われます。最初からすべてを使えるわけではありませんが、プレイを続けていくうちに入手できるオペレーターが増えていくシステムです。

リクルートしたオペレーターは専用の「マスターパス」と呼ばれるレベルを上げられるようになります。このレベルを上げることで武器のアタッチメントやスキンを入手できるほか、他のオペレーターのチケットも入手できます。ちなみに、リクルート済みのオペレーターのチケットはXPボーナスになります。

このチケット制のオペレーターは、なかなかリクルートできないというもどかしさはあるものの、気軽に色々なオペレーターを試せるという利点があります。なお、クローズドテスト時点ではチケットの入手機会はかなり多めでした。

チケットに困ったら新兵プレイも。
オペレーターの見た目はかなり『シージ』と印象が違います。

『レインボーシックス モバイル』は、ベースとなった『レインボーシックスシージ』の戦略性の高さを持ち、それでいてしっかりとモバイル向けの調整を行っている作品です。クローズドテストの時点では対戦時のラグなどもなく、マッチングも早く非常に遊びやすい印象を受けました。

ただし、戦略性の高さゆえに、最適化されている本作でもプレイヤーの操作にはかなりの慣れが必要です。オペレーターのチケット制に関しては、色々な性能を気軽に試せるという良さがある反面、なかなか自分のものにならず、また、武器のカスタマイズも少し遠くなるという部分で好みが分かれるかも知れません。

基本プレイ無料の『レインボーシックス モバイル』は、現在公式サイトにてiOS/Android向けの事前登録を受付中です。


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《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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