SCKR GamesはクライミングACT『Only Up!』のストアページを一時的に非公開とし、問題のあったアセットを修正して再リリースしたようです。
“あのファンファーレ”も修正済みか
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本作は壺ゲー『Getting Over It』や『Jump King』のようないわゆる“イライラ系”のクライミングアクションで、タイトルが示す通りただひたすらに、様々なオブジェクトで構成された謎のステージを駆けあがり、最上部を目指します。単純ながら事件の起きやすいそのゲーム性から、発売当初より配信者界隈で流行し、Steamでは6000件以上の評価を集めています。
一方で本作は、権利関係が明確でないアセットやサウンドが利用されていることでも話題を呼んでおり、わかりやすいものでは“名作RPGのファンファーレ”や“誰もが知るサンドボックスゲーのオブジェクト”などが指摘されていました。また、サウンドについてはYouTubeの仕様により楽曲の権利者へ収益が還元されるためか、サウンドを消してのプレイやBGMによる上書きにより対策を行う配信者も多く見られていました。
こういった指摘を受けてか、6月30日突如としして本作のストアページが非公開に。その約6時間後再公開されたことがSteamDBを通して確認できます。なお、この直前にはゲーム内に登場する大きなオブジェクトの一つについて、Twitter上で権利者からの指摘を受けており、公式アカウントが対応を行っていたことから、それが直接的なきっかけとなったのではないかと考えられます。
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再公開時には問題となったアセットを含んだスクリーンショットが削除され、トレイラーも修正されたものがアップされています。また、ゲーム本編についても問題のアセットはもちろん修正され、話題となっていた某RPGのファンファーレを含め権利関係に疑惑のあった部分が差し替えられているようです。
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スピードランは17分に迫る勢い!
良くも悪くも話題を呼んだ本作ですが、装い新たに再出発を遂げ、今後は安心してプレイできそうです。通常であればクリアもやっとの難易度でありながら、ストリーマーだけでなくスピードラン界隈も盛り上がりを見せ、その記録は17分に迫る勢いです。
『Only Up!』はWindowsPC向けにSteamにて通常価格1490円で発売中。現在サマーセールに伴い30%オフとなっています。